文 | ナノ

「あー、なんか真ちゃんの部屋来たら疼く」


「は?何がだ」


「え、腰」


「な、お前は!」


「真ちゃんが嫌なら何もしなくていいから」


ちょっと失礼。そういうと高尾は緑間の前へ周り込みズボンのボトムを降ろした。
するりとズボンの上から性器に触れるとそれを取り出して口に含む。



「ん、んむ…」


「…」


「ん、ひんひゃん…ひもちいい?」


「っ…」


上目遣いで口に性器を入れたまま喋る高尾に息を詰まらせた。

ぺろりと濡れた唇から出された真っ赤な舌にふるりと腰が震える。ん、と小さく喘ぎを漏らしてから再び咥内にそれを招き入れると恍惚とした表情を浮かべた。


「高尾…」


「んー?」


喉の奥まで深く咥え込むと先が当たって苦しかったのだろう涙目になっている高尾の髪を撫でる。それでも深く深く包み込まれては腰が重くなる。

苦しいのなら止めれば良いのに。

高尾はどうして自分が辛いはずなのにそれを必死でやるのだろう。


「お前はどうして…」


疑問を口にすると赤くなった顔を上げて、


「真ちゃんが好きだからだよ」


太腿に置かれていた腕を引っ張ると自分の方へと引きせ唇を塞ぐ。絡め取った舌は自分のモノのせいで少し苦い。でもどこか甘く感じる。首に回された腕に愛しさを感じた。

唇を離すと高尾の顔を見て唇の端から自分のものと混ざり合った高尾の唾液が零れていて厭らしいけど綺麗だなんて思う。

雰囲気も何も無い始まりだが愛しい相手に誘われて流されない筈がなかった。


2013/03/07
緑間のためなら何でもやるよな高尾



 
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