白いユリの、花言葉


***

「私は、スクアーロが好きなの」


ごめんね、悲しそうに笑うのは、自分なのか、彼女なのか。


「私は幽霊になっても、スクアーロのこと見守るから……」


天国いくまで、


「地獄かなあ…やっぱり」


何も言えなかった。言葉を発したくなかった。


「カスに言う…」

「え?」

「黙ってろ」


入れ、そういうと、バカなカスが悲しそうに扉をあけ、入ってきた


「ボス…!!!!!!どういうこと!?言わないでって………!!」


「スクアーロ、この部屋にソラがいる」

「…ゔぉおい…」


「ボスさんは昨日オカルトの本を読んだのかぁ?」
そういうと思った。


リングに炎をつけた


「「!!」」


リングの炎の橙色に映し出されるソラ。


「スクアーロ……」


声も、姿も、
お前にくれてやるカス
八年間の埋め合わせだ



「ソラ!!!!」



そういってカスはソラを抱き締めた。




(空気を抱き締める)
(でも君はそこにいた)


(確かにいたんだ、)





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ボスがヒロインちゃんの姿が見えるのは大空の波動的な感じです(^ω^)




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