「どけぇ…」

スクアーロが私に話しかけてる!?と期待した、わたしがバカだった。スクアーロに私は映ってない。話しかけてるのは下端の…たしか、ノヴァ。凄く可愛らしい子だ。

「隊長…ソラ隊長は死んだんです!いい加減、現実を見てください!!!!」

どうやら、わかったことが、3つあるかもしれない。
・私は幽霊かも、
・この子がスクアーロを好きなこと
・……私が居なかったら、今スクアーロの部屋に二人っきりで居ること

悲しい。違うよね……苦しいんだ。なんで、スクアーロに…………。


「わたしの、知らない世界があるの―…?」

涙が、溢れたけど、声も涙も、愛しさも届かなくて…………。

苦しいんだ。


「ああ、ソラ隊長、スクアーロ作戦隊長の補佐でしたよね、」

お願い

「あぁ゙…」

私の

「私になりましたから、補佐官」

場所をとらないで…ッ




(スクアーロ、わたしのこえをきいて、お願い)






――
短い。


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テーマ「人外ファンタジー」
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