“…ーーー!!!"

声が聞こえる。私は死んだのに、私は死んだのに……。

“オマエは"

「(誰…?)」

“オマエはツミを犯シタ"“愛しているモノニ声がトドカナイ"

“ソノ苦しさをシレ"





――……ぷつん。声が聞こえたと思ったら、ぷつん。って言う音が聞こえて、真っ白な世界の中に私は今居る。

「ねえ、ねえ、」

目の前に可愛らしい小さな女の子が居る、私に話しかけてる。

「あなたは誰?」
「私かなあ?私はね、アモって言うの!」
**
アモ。
フラッシュバックした記憶。
「ねえ、スクアーロ…女の子だったら、アモってどうかな、」「アモーレからとったのかぁ…」「ふふ、この子が―――………………」


**

「愛されますように」

ボタボタ、涙が溢れた。祝福されるはずだった、私と愛しいスクアーロの、愛の結晶なのに、私は…。

「お姉さん、なんで、泣いてるの」
「アモ。…あなたの名前がね、私の赤ちゃんの名前だったの」
「……」

小さな女の子は、いきなり、こう言った。

「お姉さん、ごめんね、今から行く所はとっても、とっても、つらい所なの、でも、行かなきゃいけないの。お姉さんは罰を受けなきゃいけないの。」

「なに言って…」

小さな女の子はいきなり私を抱き締めて、こう言った

「だいすきだよ、おかあさん」



刹那、目の前が真っ暗になった。明るくなってきたら、目をあけた。
すると目の前が銀で染まった。




―――

アノコはアモちゃんだったという…


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