だいすきです""そう言って君は笑う。
あいしてます""そう言って君は涙を溢す。

そんな、くだらないはなしをいまから僕がしよう




***




「マーモン、ソラが呼んでたけど、」
「ああ、わかった」



同僚にそう言われて、恋人のソラに会いに行く。



「マーモン!見て!満開だよ!」


彼女は庭にいた。満開の桜の下で、お気に入りのワンピースをきて、くるくる回ってる。


「ほんとだね、どうかしたの?何か…」
「用がなきゃ一緒にいたいっておもっちゃダメ?」
「!…いや、嬉しいよ」


不意打ちだ。思わず顔を赤らめてしまった。可愛くて優しくて、感情豊かで、

僕の大切な人






「マーモン、来年も一緒に見たいね!桜!」
「うん、君となら、」



ちゅ、かわいらしいリップ音。タコのように、真っ赤になる、ソラ。



「マーモン…だいすき」



***



そんな、彼女は任務中失敗して、両目の視力がなくなった。まあ、失明した、っていうんだけど。


「マーモン…?ドコ…?」
「……隣にいるよ」
「―…ねえ、マーモン、私はマーモンがすき。」
「知ってる」

「わたしね、桜楽しみ。一緒に見ようね。」

「うん。」




彼女はこういう

「マーモン、わたし、愛してる」





「たとえ、マーモンが、私を閉じ込めても」










(きみを閉じ込めたかった)(だから、僕は)






ーーーーーーー

意味わからん。
まあ、ベルくんが、ヒロインちゃん呼んでるよって教えていたときに嫉妬で、マーモンはもう狂っていたという。




: :

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -