俺が好きになった少女は魔法が使える少女だった、
***
「…今日の任務は」
陰で人身売買をし、ボンゴレの支配下のいや…同盟ファミリーを壊滅させちゃった、バカなファミリーを壊滅させるという、簡単な任務だった。その任務には、俺と、ソラで行く。
「頑張ろうね、ベル」
「ん?…ししっ、当たり前だし」
簡単な任務。
***
ザシュ…!!
ぎゃぁあ、敵の断末魔が広がる。
ぅえっ……………
「あん?」
僅かだけれども、子供の泣き声が聞こえた気がした。きっと6才ぐらいの子供の声が…。
ガチャ、片付けたのに、また新手かと思った、けど、予想は大きく違った。
「…子供?」
6才の女の子。可愛らしい女の子。
「ぅえっ……おにーちゃん…だあれ?」
近付いてくる。思わずナイフをおとした
ポス…と腰に抱きついてくる女の子。あーやばい。フランに笑われんじゃん。
「…お前名前は?」
「アンナ!」
ニコニコと笑顔を見せる女の子。
それは一瞬のこと。
ドス…鈍い音の後に、真っ赤になる腹部。あー刺された。そう考えながら倒れこむ寸前で、ナイフを女の子にさしておーわり。
「ッ………」
やばいかも。血が、とまんない。
とぶか、も…………。
その時だった。
「ベル…ッ!!!!!」
悲しい顔をした、少女。
「今、助けて…ッ」
「いーよ、バーカ」
俺は知っている。治癒の魔法を使おうとしているんだろう、だめだ。絶対に、
だって、その魔法は君の命を削るじゃないか、
君は優しいから。
「私の一人の命で、たくさんの人が救われるなら、素敵なことだとおもうの。」
そういっていたのをよく覚えていたから、
***
気がついたら、ヴァリアーの病室にいた。
「あれ…………俺は…スクアーロ…ソラは…」
「ベル……ソラは」
心優しい少女は人々のために死ぬことを選びました。
少女は美しい結晶になって
消えていきました
(世界の人々が、幸せをわかちあえますように、)
それが少女の願いでした
あのね、私はあなたが、心配で、暗殺部隊にはいったんだよ、
わたしが、あなたをまもれるように、
ずっとそばにいさせてください
ずっと、ずっと、あいしています
―――――
駄作…。
修正→3月
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