ザァァァア、あめのおと。ああ、最悪だ。これでは家に帰れない。私の名前は空愛。只今家に帰宅しようとした所、雨があらまあ、降っちゃった。

生憎、私は傘をもってないそんな、私に手を差しのべてくれた、救世主。


「…傘入る?」
「……!つな…」


ありがとう!!といって抱き付いた。

「行こっか」
「うん!」



***

それからは、他愛もないはなしをして、私の家についた。

まだ一緒にいたいな、なんて思ったりして。



「つな、ありがとうね!」
「うん、気にしなくていいから」
「じゃあばいばーい!」

「あ、待って」


ばいばーい、また明日。そうおわるはずだったけど、

「すき」


ちゅ、と可愛らしいリップ音が広がった。ザァァァア、あめのおとには、相応しくない音。


「…え」
「俺、空愛の事すき。だから、付き合ってください」

頭を恥ずかしそうにかきながら、うつむいて言うつな

わたしは


「…いいよ」


そう答えた。







(だいきらいな、雨が好きになった、)



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遥姉二千打おめでとうございます(´;ω;`)
遅くなってごめんなさい!
これからも、よろしくー
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