「ごめんね、スク、私好きな人がいるんだ」
雪が降り積もる日、俺はフラれた。14の冬にこいつに恋をして、22の冬にはフラれてる。最低最悪だ。
視線の先にはキミだけで、
「あなたっていつも空愛ちゃんの事みてるわよね〜」
そう言った、同僚。もとい、オカマ野郎。
「ゔぉおい…関係ねぇだろうが、」
自分は見ているつもりなんてない。大嫌いなアイツなんて、殺したいくらい嫌いなのに。
だって、アイツは結局は凡人を選んだ。不細工で、デブ。それが、あいつの選んだ相手。おまけにアイツはデブと結婚してからアイツの体には殴られた跡が沢山あった。でも、あいつは…
「大丈夫だから、放っといて…」
そう、俺にいい放った。アイツは整った顔、細い体。あんなデブのどこがいいのか、わからなかった。
***
ドサッと、人の倒れる音。後ろを見ればアイツが倒れてた。
「ごめ、スク…家まで送ってくれないかな…」
顔面蒼白になって頼むこいつに同情し、送っていくことに。
家につくと、ちらかった部屋がひろがっていた。驚いた、何故ならコイツはキレイ好きだからだ。
すると後ろに気配があることに気づき瞬時に振り向いた。デブがいた。
「お゙………帰ってきたなら言えよ!!!!!!!」
ガッとコイツが殴られた。嗚呼。DVか…。
バキッ、ドゴッ…見られる物じゃなかった。
「ゔぉおい!!!!!テメェ、なにしやがんだぁあ!!!」
気付けば、デブを斬って、コイツを連れ出してた。
***
しばらく逃げて、森のなかで、荒い息を落ちつけようと、木に2人してもたれかかっていた。
「スク…私を…殺して…?」
ごめん。疲れた。そういって俺の剣にキスをおとした。
「本当はね、大す…」
―…ザシュ
「俺もだぁ」
(愛の逃走劇のラストシーンは悲劇的でした。)
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遥姉…ごめんなさぃい(´;ω;`)
なななぜか、暗い文に…!!!!!!!ごごごめんね!!!!!!
とりあえず、千打おめでとうね(´;ω;`)