解説、あとがき 後半

4.精霊廷と流魂街
遠距離恋愛のお話(笑)
きっと死神たちは、死神になる前より良くも悪くも考え方は大きく変わっていくのだと思います。その中で、流魂街で待ち続ける人とは生死に対する考えも違ってくるだろうし、もちろん全てにおいて価値観も違ってくる。
それはこのお話に限った事ではなく、現実世界でもお互い違う場所に住んでいたり、違う環境で仕事、学生生活を営んでいれば、相手を理解するのが困難な場面に遭遇してしまうのは当たり前の事です。
理解は出来ないけど、受け入れる事も難しいけど、でも貴方を愛しているからこそ、受け止める事はできる。そう考えた末の結末です。

5.裏切る者と信じる者
浮気相手は敵のスパイ☆な話←
裏切られたと思いたくなかった日番谷くん。でもヒロインは正直。この正直さは、きっとそのスパイだった男を今でも愛しているから来るもの。裏切る者とは、ヒロインを裏切ったスパイの男と、日番谷くんを裏切って浮気しちゃったヒロイン。信じる者とは、スパイの男を本気で愛してしまったヒロインと、ヒロインを最後まで信じようとした日番谷くん。
何故、一緒に逃げなかったのか。それは本文通り日番谷くんを愛しているから。それと日番谷くんの真摯な愛を受け止められる自信が無かったというのもあります。
日番谷くんって冷静さ失うと平気で親しい人のプリズンブレイクとか手伝いそうだわ...という妄想から完成したお話です。

6&7.愛する者と愛を見つめる者
※長文注意←
ラスボス級のボリュームです(笑)
ほんとは1話にする予定でした。そしたらむしろ7話にくらいにしたいくらい熱がこもっちゃいました。結局頑張って2話に収めました。割愛パラダイス←
これだけ、あえて名前変換は無しです。それは2人の女の子どちらにも感情移入していただけるように。
日番谷くんの愛を見つめ続ける女の子と、日番谷くんに愛され続ける女の子。
どちらも切ないです。後者の女の子は、ずっと自分が消えた後の日番谷くんが気になってしょうがなかった。自分への愛は痛い程伝わり幸せなのだけども、それと同時に自分を削り続ける日番谷くんを何よりも心配していた。
そんな毎日の中で転校生の女の子の話を聞く。普段他人に興味を持たない日番谷くんが話す事に驚きを感じた。
すごい波長が合う人ってすぐ親友レベルまでこぎつけますよね。転校生とはまさにその状態。
日番谷くんも気に入ってて、自分も転校生を大好きになる。だからこそ、その子に伝えたかった。自分の心残りを。
日番谷くんも絶対彼女の前では口には出さないけど、冒頭で転校生との問答に「一緒に消える」と言っています。それを何となく気付いているから、一緒にいて欲しいと転校生にお願いする。自分の大好きな人が、自分のせいで大切な人生を捨てないように。
きっと、最終的に2人が恋人同士になる事になっても構わないと思っていたと思います。
一方の転校生(笑)
日番谷くんに惹かれる一方で彼女の魅力にも徐々に惹かれてる。本文はこの転校生視点で淡々と語っています。
このお話の本題は、愛する人を亡くした日番谷くんがどう立ち直っていくかというサクセス(?)ストーリーでした。しかし尺の関係上、さらっとしか出来なかったのが心残り...←
亡くなって終わり、ではなくそこから悲しみを乗り越えなければいけない。それを見つめ、支える転校生と、とことん落ちぶれていく日番谷くんを描きたかったのです(笑)
ですがやっぱり尺が...(ry
最後の2人の関係はご想像にお任せ致します\(^o^)/


以上にて解説、あとがきを終らせていただきます!
こんなにも熱く語ってその上とてつもない長文、お付き合いくださりありがとうございました!!






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