「やば、超イケメン...!」


日向花音
瞳の色 黒
髪の毛の色 黒
特技......


「ほんとやばいわー、何このケツ!!たまんない!メンズノ○ノとかに出ないかな、もちろんセミヌードで。やべーよエロ過ぎるぜ冬獅郎ェ...」


某少年漫画のとあるキャラクターを見て
発情すること


「はあ、今日も糞つまんない学校に半日も拘束され、ようやく帰ってきた我が都。私の殿方は君だけなのよ冬獅郎」


学校以外の生活の約9割は、夢小説、イラスト閲覧など二次創作は勿論、原作もかかさずチェックをするのが日課。自称十四番隊隊長であり、隊花は檀、花言葉は「あなたの魅力を心に刻む」。隊の矜恃は一日百冬獅郎。隊員は一名(自分)


「今日はようやく待ちに待った金曜日、土日であなたに夜なべして溺れまくるわ」


金曜日、それはやって来た。
土日という至極の休日のため、金、土曜日は朝方まで起きていても支障をきたさない
その金曜日がやってきた今、今晩はどちらの素敵なサイト様で、原作では到底見る事は出来ないであろうあられもない姿や原作では到底言わないような隠語やら愛の言葉を囁いてもらおうかと脳内のドーパミンが活性化してきた頃、事件は起きた


「.........何処だ此処は。ちっ、松本の奴また適当な事しやがって」


...目を疑った
だって、私の愛するあのお方はどう足掻いても現れる事はないはず


「.........本物?」


恐る恐る後ろから近付き、試しに後ろから頭をわしゃっとやってみると...感触は確かにちゃんとあった...

「シロちゃんではないかああああ」

「なっ!?何故俺が見える?!しかも俺を知っているのか...?!」


この反応!!!なんてこった!
完全に日番谷冬獅郎氏本人ではないか!!どうしてこんなサプライズを!だって漫画でしょ?!え?!久保先生は事実に基づいた話を描いているノンフィクション作家なのだろうか

どうしようどうしようどうしよう
日番谷冬獅郎が私の部屋に現れてしまった
これはフォーリンラブフラグなのでしょうか、このむすっとしたお顔も原作通りですご馳走さまです


「おい、そこの女」

「へ?!私でござるか」

「......見過ぎだ気持ち悪りい、それにシロちゃんての辞めろ。俺とお前は他人だ」

「じゃあ......シロさん?」





イケメン発見!





「......いい加減にしろおおおおお!!」


出たあああああ!日番谷冬獅郎氏の伝家の宝刀、怒鳴り声!!
ごちそうさまでっす!!イケメンです!!


「やっぱり原作通り...小さいっすね、日番谷隊長殿...ぷふ、かわゆいね」

「.........お前...覚えておけよ」


現在私のお家に日番谷冬獅郎が現れてしまいました

これは......冷静に考え......


られないんですけどおおおおお!!!





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