静かな波の音が聞こえて、ゆっくりと目を開く。
映ったのは他にも床に大の字に寝転がったり、テーブルに突っ伏している麦わら一味の姿。
「………」
上体を起こして辺りを見回すと、少し離れた所にある私のリュック。
立ち上がってそれを取る。
そして船首甲板へ歩いていく。
少し影になった所に座って、リュックを開けた。
ルフィ…ルフィ…あった。
モンキー・D・ルフィ…。
ゾロ、ナミ、チョッパー、ロビン、フランキー。
そげきんぐがウソップかな…。
ん?これサンジ…?
いやいや同姓同名だ、うん。
ブルックのが…無いなあ。
それぞれの手配書を取り出して並べる。
能力者は…ルフィ、ロビン、チョッパー、…ブルックもかな。
ちょっとだけど感じられたし。
チョッパーとブルックの能力…トナカイが話すのと、骸骨は…なんなんだろ。
…ていうかその場合はどう作用するんだろ。
自分の手を見て、息をはいた。
(特に意味は、無いけれど)
101112.