舞台上の観客 | ナノ
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弾かれたように振り返った私は、そこに立つ三人の姿を認めて瞠目した。


「シカマル、いの、チョウジ・・・・・・」


信じられない思いで呟けば、シカマルの目がこちらに向いた。
肩で息をする私を見て取って、僅かに眉根を寄せる。


記憶は、消えなかったのか──そう思って、そして異変に気づく。


だとしても、どうしてここが──?
確かにいのは感知タイプだけれど、私も可能な限り気配を消していたし、ここには目くらましの術が掛けられている。
それに何より、追いつかれるのが早すぎる。


するとシカマルが小さく呻いて胸元を押さえた。
私は血の気が引くのを感じた。
震えながら、首を横に振った。


「嘘・・・・・・そんな、まさか」
「・・・・・・」
「私は確かに消したのに、どうして──どうしてまだ呪印があるの・・・・・・?」


ウスズミに目を向ければ、しかし予想に反してウスズミは興味深そうにシカマルを見ていた。
私は、はっとしてシカマルに視線を戻す。
シカマルは言った。


「名前、お前が消した──消したと錯覚したのは、サスケの幻術だ」


言葉を無くす私に、シカマルは続ける。


「痛みを押してでも巻き戻しの作用を掛け続ければ呪印が消えることが分かったとき、たとえ記憶が一緒に消えるとしたって、お前がそれをすることは分かってた。けど、それをするのは当然ウスズミと戦う前だ。そんな段階で、お前の記憶が消える可能性がある行為は到底受け入れられねえ。だからサスケに頼んで、呪印に幻術を掛けてもらったんだ」
「・・・・・・待って、でも、ウスズミと会ってからは──呪印が消える確証を得てからは、シカマルはずっと気絶していたしサスケは──」


言い掛けて、脳裏に蘇った光景に口を噤む。


「──つうわけだ。頼めるか、サスケ」


それは鉄の国に着いて、サスケと偶然出くわした直後の話。
あれはてっきり、サスケの瞳力に作用を掛けることの了承のみを得ているのかと思っていたのに。


いのがウインクをする。


「シカマルの頭脳はすごいんだから!見くびってんじゃないわよー、名前」


するとウスズミが苛立たしそうに舌を打った。
いのとチョウジが構える中で、シカマルが一歩前に出る。


「俺は少しだけ、お前に感謝してるんだぜ」


言ってシカマルはウスズミを見た。


「経緯はどうあれ、名前のことを思い出せた」
「・・・・・・ならばどうして、邪魔をする!!このまま停止の効力が消えてしまえば、私は彼の記憶を失ってしまうかもしれない!君ならその恐怖が分かるだろう?」


シカマルは静かに、ああ、と言った。


「俺だって、名前のことを一人覚えていたあのときの気持ちは、辛いなんて言葉じゃ言い表せねえ。ましてや、名前がもうこの世界のどこにもいねえとなれば絶望してただろうし、記憶まで消されるとなれば気が狂ってた」


だけど──と、シカマルは強い光をその目に讃えてウスズミを見据える。

 
「さっき名前が言ったとおりだ。どんなに辛いことがあったって、それが他人を好きに扱っていい理由にはならねえ。──こいつを傷つけたことは、許さねえ」


ぎりと歯を食いしばったウスズミが印を結ぶ。
避ける三人は、すぐさま攻撃に転じる。
私も再び作用を掛けようとウスズミを向けば、しかしシカマルに止められた。


「駄目だ名前!お前はもう時空眼を使うな!」


でも──と言い掛けて、はっとする。
小さな亀裂の入る音が、どこかから聞こえた気がした。


攻防を続けていくと、やがてウスズミは苛立たしげに頭をかき毟った。


「お前たちは、どいつもこいつも何も分かっていない!やはり僕のことを分かってくれていたのは彼だけだ!」
「お前が今してることが、停止の効力を掛けた奴の望みだったのか?」
「当然だろう!そうじゃなければ何故こんなことをした!」
「・・・・・・俺は名字一族の奴は名前しか知らねえから、本当のところがどうなのかは知る由もねえ」


シカマルは、だけど、と力を込めて言うと私に目を向けた。


「もしもこいつが同じことをしたとしたら、それは俺を過去に縛りつけるためじゃなく、幸せな記憶を胸に前へ進んでいってほしいっつう願いがあるからだ」
「──!!」


ウスズミは瞠目すると、攻撃の手を止めた。
顔を歪める彼に、シカマルは続けて、


「うるせえって、思うだろうな。何も分からねえくせに、って」


でも──と言うシカマルの手が握りしめられる。


「あんたはずっとここにいたから知らねえんだ。──外では時間が進んで、新しい木ノ葉が芽吹いてる。時代は進んでるんだ」


風が吹いたような気がした。
脳裏に木ノ葉隠れの里が映る。
火影岩と、その下──アカデミーで遊ぶ子供たち。
木の葉が舞う。


「前に進むときが、来たんじゃねえのか」


ウスズミは悲痛な表情をして立ち竦んだ。
固唾をのんで見守っていれば、やがてその視線が私に向く。
けれどウスズミは私を見てはいないように思った。
私を通して、誰かに思いを馳せているように見える。
脳裏に写真が映る──白緑色の瞳の、彼。


ウスズミは手を握りしめた。


「・・・・・・この記憶は、思い出は、彼と同じ一族の者の血で汚したいものなんかじゃなかった」


だけど──と、震える声で言う。


「だけど、そうまでしたって守りたいものだったんだ・・・・・・!!」


悲痛な叫びに顔を歪めたとき、シカマルの影がウスズミを捕らえた。


「いの!」
「分かってる!──心転身の術!!」


いのとウスズミが同じタイミングで気を失う。
いののことは倒れる前にチョウジが支え、そしてウスズミはすんでのところで持ち直したかと思うと、私に向かってウインクをした。


「心転身の術、成功」


ウスズミは──いや、性格にはその精神を乗っ取ったいのは自分の体がある方へと歩いていく。
シカマルは私を向くと、静かに歩いてきた。
私は僅かに息を呑む。
無意識のうちに後退ったとき──先ほど聞こえた亀裂が走る音が部屋全体に一気に広がるのを聞いた。
──地面が、揺れている。
はっとして顔を上げた瞬間、天井の岩が轟々たる音を立てて目の前に落ちてきた。
土埃が上がる向こう、シカマルと視線が交錯する。


「──シカマル、私は」


何かを言い掛けた私の言葉を遮るようにして、次々と天井が崩落する中、シカマルは私の元へと来る。
振り返れば、入口付近にいたいのとチョウジ、それにウスズミとは完全に岩で分断されてしまっていた。
シカマルが声を上げる。


「いの、チョウジ!お前らは先に出口へ向かえ!俺たちは別の抜け道を探す!」
「了解!」
「シカマルも名前も、気をつけてね!」
「ああ!」


シカマルが私の手を引いて、入口とはまた別の道へ向かって走り出す。


「恐らくここは、ウスズミたちが使ってたアジトだ。道が入り組んでることからして、出口もいくつかあるだろ」
「・・・・・・そうだね。確かにこの先から何カ所か、外の音が鮮明に聞こえる道がある。一番近いところを目指そう」
「ああ。──ぐ、っ」


するとシカマルが呻くと胸元を押さえた。
私は、はっとするとシカマルを見上げる。


「シカマル、呪印は──」
「・・・・・・消えかかってるな。この場所も、俺の体も何もかも、時空眼の効力と呪印が一気に剥がれ落ちていってる」


そのとき再び、場所全体が大きく揺れた。
地響きが鳴り、視界が揺れる。
体勢を崩して踏み出した右足が、しかし沈む──地面が割れた。
底に広がる虚空に目を見張る。


「名前!!」


宙を掻いた私の手を、再びシカマルが掴んだ。


「・・・・・・アジトなんだから考えてみりゃ当たり前のことなんだが、そりゃ罠もあるよな」


シカマルの手にぶら下がりながら、私は下に目を向ける。
割れ落ちた地面の岩が、いくらか先で叩きつけられるような音がした。


すると私を引き上げようとしたシカマルが、再び苦痛に呻き声を上げて。
未だ続く、亀裂が広がるような音を立てる周囲に目を走らせた私はシカマルに言った。


「シカマル、手を離して」
「・・・・・・」
「私なら大丈夫。響遁で宙に立てる」
「・・・・・・」
「でもシカマルにはまだ呪印が残ってる。無理しちゃ駄目だよ。ここももう危ないし、先に行っていて」
「・・・・・・それで、お前はどうする」
「・・・・・・ここももう埋まるかもしれないから、別の道を探すよ」
「別の道を探して、そして──消えるつもりだ」


シカマルの目が真っすぐに私を見つめる。


「そうだろ」


私は言った。


「──そうだよ」


シカマルは僅かに目を見張ると、へっと笑った。


「正直だな。下手な嘘は吐かないのかよ」
「吐いても上手くいかないから。・・・・・・下手、だから」


私は苦笑すると、そして目を落とした。


「来てくれて、ありがとう。ずっと、ずっと、助けてくれてありがとう」
「・・・・・・」
「だけど、私はシカマルとは行けない。記憶があったって無くったって関係ない。──私はシカマルとは、生きられない」
「理由は」


私は眉根を寄せるとシカマルを見上げた。


「だって私がいると、シカマルに迷惑が掛かる。シカマルは幸せになれない」


するとシカマルは笑った。


「それはお前の勘違いだぜ、名前」


そして私を引き上げようとするも、すぐに苦痛に眉根を寄せる。
辛いのはシカマルの方なのに、私は苦しくて顔を歪めた。


「勘違いなんかじゃない」


だって──と、シカマルの胸元に目をやる。


「その心臓の痛みは、私がいなければ起こってなかった」
「これはお前のせいじゃなくてウスズミの──」
「私がいなければ、シカマルが悪く言われることはなかった」


「・・・・・・暁にいたことといい、やっぱり怪しいよなぁ。シカマルさん、大丈夫かな」
「幻術に掛けられてるとかな。・・・・・・あのシカマルさんがなぁ」



「私がいなければ──」
「お前がいなきゃ」


言葉を遮ったシカマルは、真摯な眼差しを私に向けた。


「俺はここまで幸せになってねーよ」


私は目を見開いた。
信じられない言葉に、首を横に振る。


「幸せ、って・・・・・・そんな状態で何、言って」


するとシカマルは苦痛に眉根を寄せながらも、笑った。


「やっぱりお前は分かってねーよ、名前」
「分かってない、って」
「俺がどれだけお前を大切に思ってるか、分かってねえ」


「俺がどれだけお前を大切に思ってるか、分かってねえんだ」


泣きそうになって唇を噛みしめる私に、シカマルは続けて、


「どうでもいいんだ」
「どうでもいい・・・・・・?」
「周りの奴らの疑いの目も、確証のねえ噂話も、俺の体の不調も。そんなものより、ーー他の何よりも、俺はお前が大切なんだよ・・・・・・!!」


目から涙がこぼれ落ちた。


ここまで想ってくれる人の手を──と、思う。


(私は、本当に──?)


「それでもお前は気にするだろうな。お前はドがつく程優しくて、お人好しで、他人大事だから」
「・・・・・・っ」
「だから──降りかかる不安の種は、余すとこなく俺が潰す」


再び地面が揺れ始める。
壁には悲鳴のような音を立ててヒビが入っていき、天井からは石の欠片が降ってきた。


「シカマル・・・・・・!」
「格好悪くたって構わねえ。面倒臭ぇなんて欠片も思わねえ・・・・・・!」


シカマルは力を込めて私の腕を引っ張り上げた。


「どれだけの未来があろうとも、どれだけの選択肢を突きつけられようとも──必ず俺といる道を選べ・・・・・・!!」


──シカマルといる、道。
それを想像すれば大きな幸せに包まれる。
けれど同時に、ひどい不安にも襲われるんだ。
何か良くないものがシカマルに襲い掛かってしまう気がする。
だったら私は当然離れる。
シカマルと一緒にいられることは幸せだけれど、私にとって一番の幸せとは、シカマルが幸せでいることだから。


(だけど──)


涙が頬を伝う。
唇を噛みしめる。


シカマルも、私と一緒にいることが幸せだと言ってくれる──たとえ何があったって。
私とシカマルの幸せは、重なっている。


──こんなに幸せなこと、他にない。


私は手を握りしめると──その腕を伸ばし、シカマルの手を掴んだ。
瞠目したシカマルは、そうして笑う。


「・・・・・・っ、よし!」


引っ張り上げられたそのとき、天井が崩れ、私たちは瓦礫に呑まれた。











響遁の術で作り出した透明な壁の中で、私は両手を合わせ叩いた。
すると壁は外側に向かって弾け、その衝撃で、こちらに覆い被さっていた瓦礫が逆の方向に倒れる。
東の空が白み始めており、朝が近いことを知る。


私は隣に寝転がるシカマルの首元に指を添えると、脈拍を確認して、ほっと息を吐いた。
呪印の痛みにより気絶してしまったけれど、命に別条はないようだ。


脈を確認した指を少しずらすと、襟を下げる。
そこにはもう、忌々しい模様はない。


(私の、記憶は──)


するとシカマルの眉間に力が込められ、睫毛が震えた。
私は唇を噛みしめると、震える体を叱咤するように握りしめる。
今にも立って、逃げ出してしまいそうで、頭を振ると必死でその考えを脳内から追い出した。


シカマルの目が開かれる。
茫洋とした眼差しは、やがて確かに私を捉えた。
私は息を呑む。


想像の中のシカマルが、目を見開くとすぐに警戒心を露わにして、怪訝な眼差しを私に向ける。
だから私は言わなきゃいけない。
自己紹介をして、経緯を説明して、自分は怪しい者ではないのだと、味方だと──あなたのことを知っている、と。
──愛して、いるのだと。


「わたし、は──」


涙がこぼれる。
声が震えた。


強く目をつむった──そのとき、私は、温かい何かに包まれて瞠目した。
私を抱きしめる力強い腕、感じる温もり。


「名前・・・・・・!!」


シカマルが呼んだ──私の名前を、呼んだんだ。


「シカ、マル」
「全部ちゃんと覚えてる。だからもう、言わなくていいんだ・・・・・・!」


(覚え、てる)


私のことを。
記憶は──。


「お前のことを・・・・・・また忘れろってのか」
「また失うために思い出したっていうのかよ・・・・・・!!」



記憶は、消えなかったんだ。


「ふ・・・・・・っ、ぅ」


涙が止めどなく溢れる。
シカマルの首に手を回して、強く抱きしめた。
すると同じくらい、いやそれ以上に抱きしめ返してくれる温もりがある。
シカマルの名前を呼びたいのに、嗚咽で言葉にならない。


優しく頭を撫でてくれる手、背中を叩いてくれる力に、やっと息が落ちついてきたとき、シカマルは私を見つめると言った。


「愛してる」


私は僅かに瞠目すると、また小さく顔を歪める。
こぼれた涙を、優しくシカマルが拭った。


「・・・・・・すげぇ、好きだ」
「・・・・・・私も・・・・・・」
「・・・・・・」
「大好き」
「・・・・・・」
「シカマル、好き・・・・・・大好き」
「あ〜〜、ちょい待ち」


首を傾げれば、シカマルは口元を手で覆って顔を逸らす。
そしてぽつりと言った。


「・・・・・・すげぇ顔が緩むんだよ」


私はぽかんとすると、そして笑った。
くすくすと笑う私に、呆気に取られていたふうのシカマルも笑う。


「・・・・・・ま、いいよな。ようやくお前と、お前の記憶を取り戻せたんだからよ。──この世界にも」


私は目を見張った。


「この、世界・・・・・・?」


そして、どこかから微かに聞こえてきた声に気付いて、はっとする。
振り返ってそちらを見ていれば、シカマルが分かっていたかのように、どうした、と聞いてきた。
私はシカマルに向き直ると、


「いのとチョウジの声が、聞こえるの。どこか嬉しそうで、少し──泣いてる」


シカマルはちらりと笑う。


「ウスズミに、停止の作用を掛けている間に起こったことは、効力が切れると無かったことになる、って言われたときは流石にやべぇと思ったけどよ、所詮あれは人間の話じゃなく花の話だ。オビトの写輪眼に作用を掛けたことや、他のことも──今までにやったことはどれも、無駄じゃねえ。俺がお前に、無駄に時空眼を使わせると思うか」
「シカマル・・・・・・」
「まあ、とは言っても無視できねえことは確かだし、前からその可能性は考えてたからな」
「前から?」
「あの呪印が、お前が時空眼を開眼したときに出現した、となれば間違いなく狙いはその持ち主だ。そしてお前を手中に入れたとき、術者にとって俺は邪魔な存在になることは明らかだ。そうなったとき俺は始末されるか、あるいはまたお前の記憶を消される。普通でいけば前者だろうが、時空眼が絡んでるからな。後者も考えねえわけにはいかなかった。それに名前、お前が自分自身で俺の記憶を消す可能性もな」
「だからサスケに頼んで、幻術を」
「ああ。あとはまあ、最後はお前頼みで情けねえが──お前の気持ちに、賭けたんだ」
「私の気持ち・・・・・・?」
「花で起きたことが人間に起こらねえとは限らねえ。けど、そうなっちまったときでも挽回できる可能性が一つだけある」
「・・・・・・それが、私の気持ち」


シカマルは、ああ、と首肯する。


「お前が俺の、俺たちの傍にいたいとさえ思ってくれれば、いつか必ず、お前の記憶はまた世界に戻る」


だから──と、シカマルは嬉しそうに笑った。


「俺の手を取ってくれて、ありがとな」


胸がいっぱいになった。
目に涙を浮かべながら首を横に振れば、シカマルは続けて、


「まあ、最初に感動の対面を果たすのが第七班じゃなくて悪ぃけどよ、ナルトたちにもそう時間は掛からず会えるはずだぜ」
「え?」
「サスケに頼んどいたのは、木ノ葉へ情報を伝えることだけだけじゃなく、ナルトたち増援を寄越すことも含んでたんだよ」


私は呆気に取られて口を開けると、そして笑った。

「──シカマル、ごめん」
「ごめん?」


今の気持ちをどう言えばいいのか、よく分からない。
それくらいに色々な思いが胸を去来する。
シカマルはやっぱりすごいと感心するし、嬉しくて堪らない。
だけど、とにかく──。


「私もう、シカマルが嫌だって言っても・・・・・・離してあげられないかもしれない」


──シカマルのことが、ひどく愛しい。


シカマルは瞬くと、そして笑った。


「いいんだよ」


「嫌がったって、離せねえ」


「やっと、同じになったな」


シカマルの指が頬を撫でる。
私は、うん、と笑うと目を閉じて、近付く唇を受け入れた。




20190130