副会長の痴漢行為が止まらない件



 気が付いたらデスクに押し付けられてのし掛かられていた。ゾッと鳥肌の立った首筋に生暖かい息がかかる。


「おっ、ま……!」


 慌てて脱出しようとしたが時は既に遅し……眼鏡の癖に怪力な生徒会副会長にのし掛かられてられている俺は、この部屋の主であるはずの生徒会会長様なのでした。


「やめろ眼鏡!」

「誰も居ませんよ。いいじゃないですか。約束でしょう?」

「ひぃっ……」


 甘ったるく湿った言葉とともにズボンの上から尻の割れ目を何度もなぞられた。何時までも慣れないこれにいい加減俺も転校を本気で考えてしまう。


「あぁ……本当に良い尻をしてますね。流石です。尻まで格好良いですよ会長。この弾力、引き締まった形、思わず顔を埋めたくなる渓谷」

「黙らんか変態ッ! 離せ、まだ仕事終わってない!」

「後で僕がやっておきます。会長は黙って尻を差し出してれば良いんです」

「止めてお願い掘らないで仕事します」

「こんな所で突っ込みませんよ。準備も何も出来ないのに」

「準備ってなに!? 要らない心底要らない俺をいい加減離してくださっ……ぎゃあああッ穴押してんじゃねぇええ!」


 ごつく骨張った指に尻を遠慮なく揉まれながら、俺は死んだ魚の目をして「どうしてこうなった」と呟いた。



俺んとこの副会長が俺に痴漢行為を働いてる件


 
 
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