僕らに哲学は無理
2011/10/21 21:24





「うわ、赤点かよ。死にてえ。」

「は、馬鹿じゃん。何点よ。」

「うっせえな、27点だよ。」

「俺、78点。」

「聞いてねえよ。」

「じゃあ耳ふさげ。」

「うぜえ死ねよ。」

「お前最近、死ねが口癖になってんぞ死ね。」

「いいだろ別にお前が死ね。」

「死んだら毎晩枕元に立つ。」

「は?お前まさか死んだら幽霊になっちゃうとか言い出す派?カガク的にありえねえだろ。」

「カガク27点に何が分かるっていうんだよ。」

「うっせえな。死んだら無だよ!無!」

「ム?」

「そう無!なんもねえの。」

「ああ、無。」

「なんも感じないし、なんもない。なーんも。」

「あ?無ってなんだよ。」

「だから、なーんもないっていってんだろ!馬鹿じゃねえの。」

「なんもないって、なんだよ。なんもないが有るじゃねえかよ。意味わかんねえよ。」

「お前が意味わかんねえよ。中二病かよ。」

「うるせーな。無って結局なんだよ。」

「知るかよ、死ねば分かるだろ。」

「なに、そんなに死んで欲しいのかよまじお前死ね。」

「お前が死ね。」

「いやお前が死ね。」

「死ねよくそが。あー、イライラしたら腹減ったわ。」

「今日、弁当?」

「いや、購買でなんか買ってくるわ。」

「俺、飲み物買いたいから一緒に行こうぜー。」

「おー。」

「財布とってくるからちょっと待ってろ。」

「早くしろよ。腹減りすぎて死にそう。」









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