花巻SSS




こちらをじっと見ながら緩く口角を上げるその姿に、いつも脳みそが回ることを放棄する。心臓がうるさくて、顔が熱い。目線を合わせていられなくて視線を下げれば、廊下の方から花巻ーと彼を呼ぶ声が聞こえた。その声を聞いて、じゃーねとわたしの頭を軽く撫でてから彼は廊下の方へと行ってしまう。そんな彼の行動一つ一つに、心臓が今にも爆発してしまいそうだ。さっき花巻くんが拾ってくれた消しゴムをぎゅっと握りしめるとなんだか消しゴムに花巻くんの体温が残ってる気がしてさらに顔が熱くなった。


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花巻に挑戦してみようと思ったけどすぐに行き詰まった産物。




2014/11/05

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