最初から何かがおかしいと思っていました。
まず、起きた瞬間に察しました。
また転生した事に。

その時は泣くのを忘れて遠い目をしてしまいましたねぇ。
そして、産婦人科の先生らしき人とお母さんに心配されて慌てて泣きましたのですよぉ。
いやあ、まさか意識のある赤ちゃんに２回もなるなんて思っていませんでしたからね！
まあまあ、その話は置いといて。

可笑しいと気付いたのは転生してすぐでした。
人間には見えない「妖怪」をどうやら私は見えていんですよぉ。けれど、誰も気付かなくてねぇ。
妖怪、何か…妖怪を題材にした作品があった様な…なかった様な…と考えました。
まあまあ、流石に２回目の転生なので最初の現代の事なんて殆んど忘れていましたけどねぇ！
そんな時、私の兄に当たる子がお父さんと一緒に見に来たのです。
まあ、兄さんはその頃1歳でまだ自我はありませんけどですねぇ！その名前を聞いてピーンと来たのですよぉ。ケータ、天野景太。
皆さんお分かりでしょーう？
あの大ヒットなさった妖怪ウォッチですよ！
私の現代の友達さんも大好きで色々教えて貰ってましたわぁ。
殆んど覚えていないけれど、フユニャンの声がいけぼだったのにビビビと来ました事やら、オロチさんの過去が悲惨だった事やら、ジバニャンがジバニャンになった訳とかは覚えていますねぇ！え？割りと覚えてるって？いやいやぁ！

もうそれぐらいしか覚えていませんからねぇ。年という者は怖いものですなぁ。
それでですね、これからが本題ですよぉ。