さてどうしましょうか。
では、Let's quiz time!!
1、無視して行く
2、来た道を戻る
3、逃げる
4、話しかける
貴方は何にしますかぁ?
はいはい、まず4は却下ですよぉ。え?なんか偉そうな妖怪(よねぇ?)に話しかけるなんて、出来ないわぁ!1は論外ですよぉ。ドドンと妖魔界なんて書いてある門を通れと?無理に決まってますよぉ。私、小心者ですからぁ!あら?2が一番いいじゃないですかぁ!
後ろに道がありますし、そこをとおればいいんですよぉ!私って本当にナイスです!3も大体似たような感じですし……そうしましょうではないですかぁ。
では、帰りましょう!
「待て」
いや〜〜〜な予感がするのか気のせいでしょうかぁ。いやぁ、褐色の肌に逆立った金髪の少年なんて私は知らないんですよねぇ。フユニャンがダークニャンだと知ったあの映画て………あ。
まさかまさか、今度上映するとかなんとかかんとかに初登場の妖怪…………いやいや、まさですよぉ。
「待てって言ってるのに気付かないのか!」
「………なんですかぁ?」
関わるなと本能が告げているのに関われと?
ばりばり日本人じゃない容姿の少年に自ら関われと?
いやですねぇ、面倒な事に関わりたくないんですからぁ。
あ、妖怪に自分から関わりにいってましたぁ。
「いや…………なぜ人間がこんなところにいる!」
「まいごですよぉ」
うん。迷子ですから!
だから、そんなキョトンとした目を向けないで下さい。疑う目じゃなくて純粋な目には弱いんですよー!
「……迷子……なら、俺が送っていこう」
「……いや、べつに…」
「一歩間違えると他の妖怪に喰われるかもしれないしな」
「おねがいしまーす」
え?現金な奴?
いやですねぇ、自分の身が大切に決まっているじゃないですかぁー。2度もピッチピチに若い時に死んだんですから今回そこは長生きしたいんですよぉー。
それに、まあまあ関わりたくはないですけどこの少年仮がいれば他の妖怪がこなそうですしー?
私がちっちゃい妖怪追い掛けるのは楽しいからいいてですけど、追い掛けられるのは勘弁ですよぉーっと。
「なぜ、にん…蜜希がここにいるのだ」
「なぜって…迷子になったからですよぉ。そんなエンマくんはどうしてここにいるんですかぁー?」
「お、俺はその……野暮用が…」
はいはいはーい。
▼蜜希 は エンマ と 仲良くなった !
名前呼びになりましたよぉ!子供の頭って単純だからでしょうかねぇ?すぐに警戒心という言葉が頭から離れましたよぉ。これは驚きですねぇ!
エンマくんもエンマとか閻魔大王様を思い浮かべちゃうような名前ですのに、見た目が子供だからコロッと仲良くなったんですよぉ!
いやあ、人間の様な…そうじゃない様な容姿ですねどねぇ!
そこを気にしない子供というのは楽ですねぇ!