はじめちゃんの誕生日

今日ははじめちゃんの誕生日!
ってことで朝から早起きして昨日焼いておいたスポンジケーキにデコレーションをした。
今日は四天王も揃い踏みだから普通サイズのホールケーキだ。
チョコレートにしてみたんだよねー!
はじめちゃん喜んでくれたらいいなぁ?


今日は用事があるから一緒に登校出来ないと二人には伝えてあるし、プレゼントも用意した。
準備は万端だ!


放課後、例のごとく家庭科準備室の冷蔵庫に預けて置いたケーキを回収して部室へと向かう。


『ケーキの到着ですー』
「おお!気合い入ってんなみきちゃん!」
「ホールケーキじゃん」
『金田一、来年はちゃんと金田一の誕生日もホールで作るからね!』
「別に気にしてねぇよ」
「相変わらず斜め上のこと言うよね」


ケーキとプレゼントを机に置くとその傍らに嫌でも目立つパイの山。
トオルちゃん本気ではじめちゃんにパイ投げする気なんだ。


『あれ?トオルちゃんは?』
「鍵開けてからどっか行ったぞ?」
『はじめちゃん迎えに行ってもいいのかなー?』
「いいんじゃね?」
『じゃあ行ってくるのでケーキのセッティングお願いします!』
「俺がやっとくわー」
『花巻さん宜しくです!』


国見と金田一がパイの山を嫌そうな顔で眺めている。
まぁそうだよね、はじめちゃんにパイ投げするとか正気とは思えない。
私は参加しないからいいけどさ。


3年の教室への階段を上がってる最中にトオルちゃんから準備OKとの連絡が入った。
トオルちゃんは今日どれだけはじめちゃんからおこられるのだろうか?


はじめちゃんの教室をひょいと覗き込む。
何やら数人のクラスメイトと談笑中らしい。
楽しそうに笑っている。


「岩泉、未来の嫁が迎えに来たぞ」


最近私ははじめちゃんの未来の嫁って3年の先輩達から呼ばれている。
最初は未来の彼女だったんだけど、いつの間にか嫁に変化していた。
そのうち「岩泉の嫁」って呼ばれないかな?それだと嬉しい。


『こんにちはー!はじめちゃんかーえろ!』
「嫁じゃねえよ」
「だから未来のってつけてるだろ!照れんなよ」
「照れてねえって。よし行くか」
『うん!』


クラスメイト達と軽口を交わしながらはじめちゃんが出てきた。
なかなか頑固だなはじめちゃん。
いっそ付き合ってみるかとか言ってくれないんだろうか?


「で、どこに行くんだ今日」
『部室』
「は?何でだよ」
『はじめちゃん今日何の日か覚えてないの?』
「お前も及川の誕生日も夏だろ?」


はじめちゃんって自分のことに関して無頓着だった!
まさか自分の誕生日覚えて無いとか!


『はじめちゃん』
「なんだよ」
『誕生日はいつですか?』
「んなもん知ってるだろお前」
『うん、知ってるけどはじめちゃんは覚えてるの?』
「あ?6月10日だろ。忘れるわけねぇし」
『こないだ6月7日の金田一の誕生日お祝いしたんだけどなー』
「あぁ」


やっと今日が6月10日なことに気付いたんだろう。
納得した様だ。
てことはクラスメイトの人達もはじめちゃんの誕生日知らないんだろうか?


「で、何で部室なんだよ」
『みんなでお祝いしたいじゃん!』
「嫌な予感しかしねえなそれ」
『どうだろ?』


はじめちゃんの言葉にどぎまぎする。
鋭いよ!さっきまで自分の誕生日忘れてた人物と同じとは思えないよ!
自分の動揺を悟られない様に何とも無いかの様に返事をしたけど。


「及川もいるんだろ?」
『うん』
「あいつがいるとろくなことになんねぇ」


トオルちゃん!バレてるよ!
やっぱりはじめちゃん相手にパイ投げは無理があったんじゃないの!
冷や汗が流れそうになるのをぐっと堪える。平常心、平常心が大事。
二人で部室の前へと到着した。


『トオルちゃーん!入るよー!』
「いいよー」


声をかけると中から返事が聞こえてきた。あ、ちゃんとムービー録っておかなくちゃ!記録係りを松川さんにお願いされたのだ。
はじめちゃんが疑いもせずに部室の扉を開ける。


「岩ちゃん!誕生日おめでとー!」


トオルちゃんの明るい声がしてパイがはじめちゃんに当たる!ことはなかった。
はじめちゃんが素早くトオルちゃんの手首を握り締めてパイを回収しそれをトオルちゃんへと投げ付けたのだ。


「おー、ありがとな及川」
「ちょ!何で俺なのさ!」
「じゃあ俺も及川にしよー」
「俺もー」
「ちょっと!二人とも!」


花巻さんと松川さんがそれに続く。
金田一はパイを持ったまま呆然としてるし国見はその光景を見て笑っている。
パイは既に置いたみたいだ。


「ちょっと!岩ちゃん!主役のためのパイ投げなんだけど!」
「俺のために用意してくれたとこわりぃんだけど汚れたくねぇし感謝のパイ投げにするわ」
「ちょ!俺もうパイまみれだよ!」
「ここにまだ沢山あるだろ」
「岩泉ー俺も感謝のパイ投げ参加するわー」
「及川いつもありがとー」
「三人ともちょっと!イケメン及川さんが台無しだよ!」
「大丈夫、パイも滴るいいオトコって言うから」
「松川の言う通りだ及川」
「そんな言葉無いから!ねぇ無いってば!」
「及川、残り後少しだから頑張って!」


哀れトオルちゃん。三人からパイ投げの攻撃をくらっている。
国見と金田一は流れ弾に当たらない様にこちらへと避難してきた。


「なぁ」
「どうしたの金田一」
「部室の掃除誰がするんだろな?」
「『げ』」


ぽつりと金田一が呟く。
それに答えるように国見と声が重なった。
トオルちゃんが避けたり暴れるから部室は今やパイまみれになりつつある。
これを掃除するのは大変だろう。
きっと言い出したトオルちゃんがはじめちゃんに言われて掃除するんだろうけど。


『トオルちゃん一人じゃ無理だろなぁ』
「手伝うしか無いよなぁ」
「えぇメンドイ」
『国見も一蓮托生だよ!』
「まぁ逃げるなら今のうちだぞ」
「ケーキ食べたい」
『今日はねーチョコレートにした!』
「じゃ残ってるしかないな」


三人で喋ってたら四天王の攻防が終わったようだ。
パイまみれのトオルちゃんに無傷の三人。
制服は大丈夫なんだろうか?
トオルちゃんだけが一人肩で息をしている。


「三人とも酷いよ酷い!」
「及川さんもパイを投げ返したら良かったんじゃないですか?」
「金田一!それをこの三人はさせてくれなかったんだよ!あぁもう悔しい!」
『トオルちゃん、パイどうにかしないと帰れないよ』
「もーほんとぐしゃぐしゃじゃん」
「及川こっち向いてー」
「何まっつん!」


パシャリとカメラのシャッター音がする。
花巻さんとはじめちゃんまでそれに続く。
三人とも楽しそうだなぁ。
国見もさりげなく参加してるや。
金田一はそれを驚いた様に見ている。


「シャワー室借りてくる!」
『トオルちゃん着替えは?』
「岩ちゃんのために用意しといたジャージあるし!」
「ごゆっくりー」
「目立つなその格好!」
「ケーキでお祝いするのちゃんと待っててよね!」


ジャージとタオルをロッカーから取り出してトオルちゃんは部室から出て行った。
ケーキのお祝いはトオルちゃんが帰ってくるまで待った方がいいだろうな。
本当に怒りかねない。


「みきちゃんムービー撮った?」
『はい!ばっちりです!』
「見せて見せてー」
『えぇと、これでみれると思います』


はじめちゃんと松川さんと花巻さんはさっきまで撮ってたムービーを見て笑っている。
どうしようかな?トオルちゃん居ないけど適当に片付けようかな。


「香坂何すんの?」
『トオルちゃんが帰ってくるまで暇だからちょっと掃除する』
「んじゃ俺も手伝うわ」


金田一何て優しいの!
二人でパイを踏みつけない様に隅でじっとしている国見をじぃっと見つめる。
国見は手伝ってくれないのだろうか?


「何か言いたいことあるなら言いなよ」
『国見は手伝ってくれないの?』
「三人でやった方が早いだろ」
「チッ」


舌打ちをしたけど動き出したのでどうやら手伝ってくれる様だ。
物凄い嫌そうな顔をしてるけどそこはあえてスルーする。


「お前ら片付けてくれんの?」
「及川にやらせるから別にいいぞ」
『トオルちゃんだけじゃ終わらなさそうなので』
「先に少しでもやっときます」
「俺達良い後輩持ったよな松川!」
「そうだな」


パイ投げの残骸達をティッシュペーパーで拭き取りごみ袋へと捨てていく。
残ったら明日とか物凄い臭くなりそうなんだもんこのクリーム。
見た感じは綺麗に出来たと思う。
後は水拭きして消臭剤でもふっておけば大丈夫だろう。


「ただいまー!みんなお待ちかねの及川さんだよー!」


掃除が粗方終わった時にトオルちゃんが帰ってきた。
ご丁寧にちゃんと髪の毛までセットしてある。
パイまみれの制服は手元のビニール袋に入っているんだろう。


『じゃあ改めてお祝いはじめちゃんの誕生日お祝いしましょー!』


ケーキを確認したらちゃんと蝋燭が立ててあったので火をつけようとした。
あ、またライター忘れたよ私。
やらかした!二度あることは三度あるとか冗談でも言うべきじゃなかったよ!


「やっぱりライター忘れたんでしょ?はいこれ」
『国見ありがとう!』
「みきちゃんの完全に世話係りになってんなお前」
「凄い不本意ですけど」
「俺がつけるわ」


国見からマッチを手渡される。
花巻さんの言うことは最もだと思う。
こないだの金田一の誕生日も国見に助けられたし。
私の手元から金田一がマッチを奪っていく。
ケーキの蝋燭に金田一が火をつけてくれた。


『はじめちゃん誕生日おめでとー!』
「「「「「おめでとう!(ございます!)」」」」」


「パイ投げはあれだけどありがとな」


照れ臭そうにそう言ってはじめちゃんは蝋燭の火を吹き消した。
パイ投げの被害にあってたらこうはなってなかっただろう。
はじめちゃんの反射神経に感謝だ。
あ、誕生日プレゼント渡さないと!


『はじめちゃん!誕生日プレゼント!』
「ありがとな」
「みき、岩ちゃんに何をあげたの?」
『ん?普通にタオルだよー』
「またお前達とお揃いのやつ?」
『違うよーはじめちゃんのは青城カラーの縞々のやつー』
「爽やかだね」
『ちゃんと刺繍入りですから!』
「岩ちゃん開けないの?」
「帰ってから開ける」
『ラジャー』


皆、はじめちゃんには今すぐ開けろなんて言わないんだね。それがちょっと面白い。
はじめちゃんがプレゼントをしまったのを確認してから持ってきた使い捨ての紙皿とフォーク、ケーキ用の切り分けナイフを取り出した。
ホールケーキだからね、みんなの分ちゃーんとあるのだ!
とりあえずさくさくとケーキを8等分にしていく。
ハッピーバースデー!と書かれた部分をはじめちゃんにお渡しした。


「旨そうだな」
『今日もバッチリですよ!』
「みきちゃんいつでもお嫁に行けるねー」
『えへへ』
「このチョコは甘さ控えめなんだな」
『分かる?国見分かっちゃった?』
「何でそんなに嬉しそうなんだよお前」
『はじめちゃんそんなに甘いの得意じゃないからビター強めにしたんだよ!』
「そゆことね」


皆へとケーキを渡して食べ始める。
みんな美味しそうに食べてくれて良かった良かった。


「なぁ、残りの一個どーする?」
『持って帰るのも崩れちゃいそうだしなぁ』
「あ、俺良いこと考えた!」
「なになにまっつん!」


ケーキを食べ終わってから花巻さんに聞かれた。
私達は7人だから確かにケーキが残っている。
はじめちゃんに食べて欲しいけど松川さんが何やら思い付いたらしい。
うーん、はじめちゃん怒らないかな?


「岩泉のためのケーキなんだから岩泉が食べればいいよな」
「まぁそれが一番だね」
「普通に岩泉が食ってんの見ててもつまらないので」
「第二回!今日は俺達が岩泉に食べさせてあげましょー!開催!」
「お、いいねいいね!岩ちゃん!食べてくれるよね!?」
「いや普通に食べるわ俺」
「岩泉、誕生日くらい俺達のワガママ聞いてよ」
「ほら、みきちゃんも楽しそうだよ」


松川さん面白いことを仰ってますけど、はじめちゃん顔が少しだけイライラしてますよ?
でもこないだと逆のことが出来るなんて魅力的な提案に私の表情はかなりウキウキしていたと思う。
パチリとはじめちゃんと目が合う。
はぁと大きく溜め息を吐いた。
あ、これはお許しが出るやつだ!


「今日だけだぞ」
『はじめちゃんありがとー!』
「じゃあ俺最初!最初にやる!」
「げ。お前は嫌だ」
「何で岩ちゃん!酷いよ!」
「まぁまぁ岩泉。今日だけだから」
「ちょっと我慢するだけだから」
「二人とも!それ俺に失礼だからね!」


トオルちゃんが一番に名乗り出た。
はじめちゃんはトオルちゃんのこと忘れてたな。途端に凄い嫌そうな顔をしたもん。
それを花巻さんと松川さんが宥めている。


「はい、岩ちゃんあーん」


残ったケーキから一口分を掬ってトオルちゃんがはじめちゃんへと差し出した。
凄い嫌そうにはじめちゃんがそれを食べる。


「美味しかった?」
「ケーキは旨いけどお前の顔がムカつく」
「嫉妬だねそれ」
「うるせぇぞクソ及川!」


トオルちゃんって一日一回はじめちゃんに殴られるか蹴られるかしないと死んじゃう病にかかってるんじゃないだろうか?


「先輩達楽しそうだね」
「だな」
『賑やかだねぇ』


その後に松川さんと花巻さんがはじめちゃんにケーキを食べさせるのを三人で見守る。
四人はギャーギャーと騒ぎながら凄い楽しそうだ。
はじめちゃんもなんだかんだ笑ってるしな。
ちなみにちゃんとムービーは撮ってある。


「はーい、次は国見ちゃん達の番だよー」


トオルちゃんに国見が呼ばれた。
楽しそうに手招きしている。
国見と入れ違いで松川さんがこちらへときた。


「みきちゃん俺がムービー撮るから行っておいで。金田一も一緒にさ」
『ありがとうございます』
「っす」


松川さんにスマホを渡して二人ではじめちゃんの所へと向かう。
既に国見ははじめちゃんにケーキを食べさせてる所だ。
面倒なことはさっさと終わらせるんだよね国見って。
見逃したじゃないか!


「次は金田一ねー」
「はい、フォーク」
「っす」


国見からフォークを受け取って残ったケーキの半分を金田一が掬う。
結構良い感じに終われそうだなぁ。


「岩泉さんどうぞ」
「おう」


金田一は照れ臭そうだ。
こないだも花巻さんにやってたじゃん。
初々しいなぁ金田一。
すんなりとはじめちゃんの口にケーキが運ばれた。
一日に2つケーキ食べさせるとかはじめちゃん大丈夫かな?
金田一からフォークを受け取った。


『はじめちゃん、一日にケーキ二個食べさせてごめんね』
「そんな甘いケーキじゃなかったから気にすんな」
『じゃあ最後宜しくお願いします!』


残った最後のケーキをフォークへと掬いはじめちゃんの口元へと運ぶ。
何かドキドキするねこれ。
はじめちゃんが口を開けてくれたのでそこにそっと近付けると一口で食べてくれた。
丁寧にやったかいがあったらしく今日はクリームを頬につけることもなかった。


『今日はちゃんと出来たよ国見!』
「見れば分かるよ」
『次から気を付ける!』
「次って何だよそれ」
『次もきっとあるよ!』
「あるのかなぁ?」
『金田一はチョコクリームどうだった?』
「俺は生クリームのが好き」
「俺キャラメル味のやつがいい」
『三月まで待ってってば国見!』


ちゃんとはじめちゃんに食べさせれたことが嬉しくて意気揚々と国見に報告してみれば相変わらず冷めた態度。
なんだよなんだよ!たまには誉めてよ!
そのまま1年三人でケーキのクリームについて話してた。


「あ、及川!ここ水拭きしとけよ」
「えっ何で?」
「パイ投げの掃除こいつらがしたけど多分ちゃんと水拭きしねぇと匂いが取れねぇから」
「それから消臭剤ふっておいてね」
『トオルちゃん後は宜しくお願いします』
「じゃあ俺達は帰りますか」
「及川さん後は頼みます」
「っす」


はじめちゃんがトオルちゃんにあれこれ指図をしてる間にケーキのゴミを捨てて帰り支度をすることにした。
まだ時間は早いからはじめちゃんにちょっと付き合ってもらおう!
トオルちゃんは呆然としている。


「誰か手伝ってくれてもいいんだよ!」
「俺達はもう掃除したんで」
「すいません」
『トオルちゃんのために先に手伝っておいたんだよー』
「まっつん!」
「パス」
「まっきー!」
「彼女とデートなんでー」
「岩ちゃん!」
「あぁ?」


トオルちゃんを置き去りにしてさっさと6人で部室を後にした。
まぁ明日はじめちゃんから怒られたくはないだろうからちゃんと掃除してくれるだろう。


『花巻さん彼女いるんですか?』
「ん?あ、あれ嘘」
「嘘つく必要なかっただろ」
「だって今頃及川きっと慌ててるぜ」
「こないだ彼女と別れたっつってたもんな」
「長続きしませんね及川さん」
「顔は良いのに」
『国見、顔はって言い方酷いよ』
「辛辣だよな国見って」
「俺が女だったら及川さんは面倒臭そうなので付き合いたくないです」
「あー」
「まぁ」
「確かにな」


トオルちゃんってそんな面倒なのかな?
んー分かんないや。
確かにトオルちゃんの彼女って長続きするイメージあんまり無い。
どうしてだろ?


「しょっぱいもの食べたいっす」
『金田一良いこと言うね!』
「ケーキ食った後だもんなぁ」
「ラーメンでも行くか!」
「国見、嫌そうな顔しない」
『行こうよ国見!』
「俺、ラーメン食える気がしないんですけど」
『一緒に行くことが大事なの!』
「えぇ」
「とりあえず行くぞ」


金田一の提案に全員が乗った。
ラーメン楽しみだな!
はじめちゃんもなんだかんだ誕生日楽しんでくれたみたいだし良かった!


はじめちゃんにあげたタオルは4枚買った。四天王はお揃いじゃないとね。
あ、私なんだかんだ四天王って言葉気に入ってるのかもしれない。

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