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気づいたときには、すでにレイに恋に落ちていた。
多分最初から、気にはなっていたのだと思う。
アジア大会で中国チームと戦ったとき、マオちゃんが対戦相手だったレイに告白した。
そのとき、とても不安な気持ちになったこと、そしてレイが「今はベイブレードが一番大事」と言って断ったときにホッとしたことを、私は今でも鮮明に覚えている。
そして、マオちゃんを傷付けないように言葉を選んで口にしたレイに対して、この人は本当に優しい人なんだなと改めて実感した瞬間だった。

大会も終わりこうして今は普通の日常に戻ったわけだけど、私の恋は全くと言っていいほど進展していなかった。
やっぱり私は、レイにとってはただの仲間の一人なのだろうか。
決して嫌なわけではない、だけどどうしてもそれ以上の存在になりたいという気持ちは消えなくて。
思わず、深く溜め息をついてしまった。



この恋が実ればいいな。
(なんて少しくらいなら、望んでもいいですか?)




短めだけど、更新早めがコンセプト^^*
原作沿い(アニメ沿い)ではないので、いろいろと都合のいい設定とかありますが、ご了承くださいませ…!

20101223




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