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--クラスメートside--
【結果報告お願いします】
昼休みが終わり、５限目の授業中。またＩ組にメールが回った。
【ジャッカルは全くそういう意識なし。あれは本気で友達としか思ってないな】
【自分なんかが白神様とどうにかなるわけないって思い切ってるな】
【ジャッカル…。まあそうだよね。紗弥相手だとそう考えるのが普通か】
【は、ちょいまち。なんで名前呼び捨て？】
【ああ、女子全員なんと紗弥と友達になりましたー！】
【【【はあ!?】】】
え、友達？白神様と？なにそれ!!
【そういうことで。んで、こっちの報告ね】
【さらっと流すなよ…。まあ気になるから頼む】
【今はまだそんな感情ないかな】
【なんだよ、この計画終わりじゃん】
【話を最後まで聞きなさい。まだって言ったでしょ。紗弥は絶対ジャッカルに惚れるから】
【え、なんで】
【女の勘】
【【【…使えねえ】】】
なんだよ女の勘て。
どっからそんな自信がでてくるんだよ。
【間違いないって。だから計画続行。紗弥が自覚した時にそういう雰囲気に持っていきやすい環境作るよ】
【環境？】
【今日友達になって思ったけど、紗弥の雰囲気どんどん近寄りやすい方に変わってる。絶対噂になるよ】
【ああ…、それで？】
【そんな雰囲気で、ジャッカルが仲良いなんて知ったら黙ってない人たちがいるでしょう】
ああ…、なるほど
【【【…テニス部】】】
【そういうこと。特に幸村君の崇拝ぶりは有名だしね。ジャッカルの立場上、あっという間に持っていかれちゃう】
【じゃあ、テニス部から紗弥を避けて、噂が広がらないようにさせればいいんだね!!】
【その間にジャッカルとくっつける。そこまではいかなくても、紗弥に自覚させるまではすること】
【俺らで２人を見守んぞ!!ってことでいい？】
【【【よし、決定】】】
このクラス、お節介の集まりだな。
メールを見ながら思わず笑った。
まあ、俺も全力で協力するけどね。
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