メモ

色々なものが置いてあります


::マリーとカノ

「……え?ま、マリー?」

「ん?どうしたの?」

「どうしたは僕のセリフだよ…」

本当に分からないのかマリーは可愛らしく首を傾げた。もしもこれをわざとしているならタチが悪い。

「なんで僕は君の下に居るのかな?」

「なんでだろうね!」

彼女はいつも通りの可愛らしい笑顔で答えたが、いつもでは考えられない行動をしている。
それは僕を押したと言う事。なぜ女の子、しかも僕より(見た目は)小さい子に押し倒されなければならない。
とか考えていたら急に服の中に手を入れてきた。

「ちょ、マリー!?なにしてるの!?」

「えっと…実はね、カノにどうしても着てほしい服があるの。でもカノ絶対着てくれないって思って、だから……」

「…だから?」

「だから、ね…………私が着せれば良いって思い付いたの!」

この時のマリーはとても生き生きと輝いて見えた。


 あとがき

2013.12.28 (Sat) 13:10

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