七男と!
今日はなつ兄の家に遊びに来ていた。発売前のゲームのモニターとして呼ばれて、今はクリアを目指して画面にくぎ付け。あれ、この謎のヒントはまだ見つけられてないな…。
「どうだ?今のところの感想は」
『ちょっと難しいかも。サポートが分かりづらい気がする』
ソファに座るなつ兄の足の間に座って。たまに画面を見続けるのに飽きたのか、私にちょっかいをかけてくるなつ兄。なつ兄って結構かまってちゃんだよね。
『そういえばこの前、すば兄が雑誌載ってたよ。知ってた?』
丁度セーブポイントに来たから少し休憩、とお茶を飲みに台所へ。そのついでに鞄に入れておいたすば兄が載っているスポーツ雑誌を取り出す。
『ほら、これ。すごいよね、すば兄』
「それくらいで調子に乗っちゃダメだろ。まだまだ頑張らないといけないのに」
『…そうやって素直にならないから拗れちゃったのに』
うるさい、と言うようになつ兄は私の口を塞いだ。まるで初めから一つだったかのようにぴったり重なりあう唇。酸素を求めて軽く口を開けば舌が侵入してきて、歯裏をなぞられ舌を絡め取られる。
『ふっ、ぁ、…なつにぃ、んんっ…っ!』
力が抜けて身体を預ける形となった私をなつ兄は簡単に押し倒す。
「…抵抗一つしないのか」
『………その方が、なつ兄が燃えるっていうなら抵抗するけど』
なつ兄とだって初めてじゃないのに何を今更。この家で何度もなつ兄と私は肌を重ねてる。ベッドで、ソファで、床の上で。
他の兄とヤらないで、と言うのは不可能だ。だって私も望んで抱かれているのだから。兄弟誰一人、他所の女なんかにあげない。全員私のものなのなんだから。
急に不機嫌な顔になったなつ兄は乱暴に私の服を脱がす。なんで、そんなことを聞く暇もないくらい一人で喘いで。足の間を陣取られて舐めあげられれば簡単に白旗をあげる。
『んぁっ…あ、あんっ……んん…あ、!』
軽く舌で慣らされただけだというのに簡単に熱棒をのみ込んで。奥までくるソレに内臓が押しつぶされそう。
「…桜華」
『んん…どーしたの、なつにぃ』
「たとえ血の繋がった妹だとしても、桜華を他の誰にも渡したくない」
『んぅ、ありがと、なつ兄』
私も―――…皆のこと大好きだよ。誰か一人なんて選べないくらい兄弟が大好きだ。
たとえ世界中の人々が私たち兄妹の関係を否定したとしても、私は兄弟たちがいてくれるならそれだけで十分幸せなのだ。
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