四男と!
朝日奈家4男は神出鬼没だ。そもそも日本にいたりイタリアにいたり、会えない時は数ヶ月会えないことなんてざらにある。次はいつ会えるのかなぁ、なんて考えていたのだけれど。リビングで家族団欒(いない兄弟もいるけど)を楽しんでいたら急にドアを開けてひか兄現れた。
『ひか兄!』
抱き着きに行くのは私とわた君。真ん中にわた君を入れてぎゅうっとひか兄を抱きしめる。その際つば兄が、いーなー弥。胸堪能し放題じゃん。なんてゲスい発言をしてあず兄に怒られてた。そりゃそうだよね…。わた君は聞こえていないようで良かった良かった。
ひか兄の話を聞くとイタリアから飛行機で日本に帰ってきて、そのまま真っ直ぐマンションに来てくれたらしい。ひか兄のお土産はセンスが良いからいつも楽しみ。今回は何だろうと期待がこもる。
「テキトーに土産開けて良いよ。ちょっと時差ぼけしてるから部屋で寝てくる」
『やった!ありがとう!』
「…あー、でも、桜華はこっち」
お土産をわた君と開けようと思ったけれど、腕をひか兄に引かれてひか兄の部屋へ。ドアの鍵を閉めたら私をぎゅっと抱きしめるひか兄。私も久しぶりのひか兄を堪能する。そうしていたら、ひょいっと身体を持ち上げられて脱衣所へ連れて来られた。
『ひかにー…』
「桜華、久しぶりに洗いっこしよ」
それはまるで女装しているときの声色で。後ろにハートマークがついているように見えた。
「こーら、動かないの。危ないでしょ」
『危ないならそんなところ処理しなくて良くない!?』
「だめ。えっろいアンタの大切な処じっくり見ておかないと。あいつらより機会少ないんだから」
ジーと脚の間で毛が剃られていく音がお風呂場に響く。毛を剃られているだけなのに、こんな明るいところで全てをひか兄に見られてるんだと思ったら蜜が溢れてきて。ひか兄も気づいているだろうにそこには触れてくれなくて。熱が身体に溜まっていく。
何十分にも思える羞恥の時間が終われば、やっと解放されて。お湯で綺麗に洗い流せばつるつるの秘所が目に入る。
「………よし、綺麗になった」
『恥ずかしいんだけど』
「大人しくしてたご褒美に舐めてやるから。丁度舐めやすくなったことだし」
ひか兄に脚をがばっと開かれて。恥ずかしいと咄嗟に手で隠そうとするけれど簡単に絡め取られてしまった。それからはひか兄の独壇場だ。舌で舐めまわされて、思い切り吸われて。顔を離してほしくても手に力が入らない。
『んんっ…ふっ、ぁ…っん!……もっ、らめっ…あああっ!!』
グチュヌチュと厭らしい音がお風呂場に響いて甘い声が反響する。快感の絶頂を味わった私は肩で息を整えていた。ひか兄にぐったりした身体を預けて。
『ひかにー、ベッド、いこ』
「ん。りょーかい。俺らのお姫様」
ひか兄に姫抱きされて、唇に落とされたキスはこれからの行為とは裏腹にとても優しいものだった。
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