次男と!


家事はきょう兄の仕事だ。私も時間があるときは手伝ったりするけれど。やっぱり長年家事をこなしてきたきょう兄との差は歴然。お手伝い程度にしかやっていないから次に何をしたら良いのか分からなくて、きょう兄に指示を仰ぐ。



『きょう兄、キャベツ切り終わったよ。次は何したら良い?』

「そうですね…ではこちらの鍋をお願いします」



14人分ともなると大量に料理を作らなきゃいけない。鍋だって大きくて混ぜるだけでも一苦労だ。よいしょ、と焦げないように気を付けていれば、きょう兄からオッケーが出て。火を止めて調子道具を洗い始める。



「ありがとうございます。桜華のおかげで早く食事の準備ができました」



えへへと照れていると、何かご褒美をあげなくてはいけませんね、なんて。何がいいかなーなんて考えていれば、きょう兄はひらめいた!とでも言うような表情をして部屋に何かを取りに行った。

私は期待して待っていた。きょう兄何くれるんだろう。もしかして何かサプライズ的なのを計画してたりしたのかな。なんて考えていたらきょう兄が戻ってきて。手に持っている小さなラッピングされたものを期待の眼差しで見つめていた。





「今日の桜華姉さん、何か変じゃない?顔赤い気がする」

「桜華、熱でもあるんじゃない?」

『んっ…そんなこと、ないよ。だいじょうぶ』



ヴヴ…と小さく動くローター。それはきょう兄の手で私の膣内に挿れられたもの。

―――そう、あの手に持っていたのはピンクの可愛いローターで。付けてほしい、というから素直に言うことを聞いたら、すぐにご飯の時間となって抜くタイミングを失ってしまった。それにきょう兄に、それをつけたままでいてください、なんて言われちゃうし。兄達に教育された私は素直に言うことを聞いてしまう。

なるべくいつも通りに、と意識すればするほど、小さく震えるそれを締め付けて余計に意識してしまう。おかげで近くに座るふう君といお兄に突っ込まれてしまった。今はみんなでご飯を食べているのに。機械に気持ちよくされている場合じゃないのに。きょう兄の方に動かさないでと視線を送ってみたけれど、彼はまだまだこの状況を愉しむつもりらしい。



「無理しちゃ駄目だよ」



まさ兄が私のおでこから熱を測る。ただ恥ずかしくて赤くなっているだけで、別に体調不良だとかそういうことではない。風邪ではないだろうと診断された私は早く食事の時間が終わることだけを祈っていた。

下着はもう私が出した愛液で役目を果たしていないだろう。ぐじゅぐじゅになった足の間には小さな快感が溜まっていて。だけど達するほどじゃない。あの小さなものの振動じゃイけない。もっと大きくて太い、私の身体を奥まで暴くような肉棒が欲しい。



『きょう兄……』

「片づけてしまうので、私の部屋で待っててくれますか」

『ん、わかっ、た…』



皆がいなくなったリビングで私はきょう兄に求めるような視線を送って。それに気づいたきょう兄は部屋のカギをくれた。ふらふらした足取りできょう兄の部屋に行けば彼の匂いで満たされる。

一度ついた欲望が止まらなくて、私はダメだと思うのに自身の手で慰めていた。奥の方に刺激が欲しくてローターを奥へ奥へ動かしてみるけれど一定以上は進まなくて。仕方なしに最大限まで動かしたローターと秘豆を弄ぶ自身の指に擦り付けるかの如く腰が動く。



『きょーにぃ、はやく、ほしいよぉ…』

「そう求められると嬉しいものですね」



声が聞こえてばっとドアを見るときょう兄が部屋の前で立っていた。ここまでお膳立てされてると思っていなかったなんて言いながら、ガチャガチャとベルトを外すきょう兄は男の顔をしていた。

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