★いつもと違うこと


何とかもぎ取った3連休。名前と俺は旅行に来ていた。本来は俺の誕生日に合わせたかったらしいけど年末で予約いっぱいだし、そもそもお互いの予定が合わなくて約2ヶ月遅れの決行となった。

名前と2人きりになるのは久々で。家で会えると言っても誰かしら兄弟がいるし、名前は土日祝休みの定時制だけど俺は違う。俺はどちらかと言えば土日祝の方がイベントなんかが入って忙しいし、顔を合わせても挨拶するだけみたいな。

ま、それも乗り越えて今こうやって助手席には名前がいて。今日から暫く2人だけ。ヤれるだけヤりたいと期待してゴムを3箱も持ってきているなんて言ったら引かれそう。



『椿君、次の信号右に曲がった先に旅館があるはずだよ』

「おっけー、りょーかーい」



予約していた朝日奈です、なんて言えばお若いご夫婦なんて言われて。名前が茹で蛸みたいに真っ赤になるから可愛くってその場で襲いたい衝動に駆られたのを必死に抑えた。

部屋に着けば予想よりはるかに綺麗な景色が目の前に広がって。せっかくお風呂の付いている部屋にしたんだから一緒に入ろー、なんて言いながら名前を抱き寄せる。チュッチュッと首筋に痕を残していれば擽ったかったのか名前は身体を捩る。その勢いのまま唇にかぶりついた。



『んんん…!っふ、…ぁ、ん』

「来たばっかで悪いけど抱かせて。ずっと我慢してた」



ほら、ばんざーい。可愛いニットのワンピースを脱がせて、キャミソールもそのままポイ。そうして見えたブラが初めて見るものだったから、腰を上げさせて破らないようにタイツを脱がせる。ほらやっぱり。



「えろかわいー。名前さいこー」



名前にしては珍しい黒色の下着。しかも透けてるやつ。身体を隠そうとする手を掴んで視覚で楽しむ。

特に触っていないのにピンと勃ってくる乳首。名前が動かした足の間から微かな水音が鳴って。俺の息子がパンツの中で窮屈そうに染みを作っていく。



『…ね、椿君。ベッド行きたい………』



名前の膝裏と腰に手を入れて持ち上げる。そのままベッドまで運んで押し倒し、下着の中に手を侵入させる。せっかくだしこのエロ可愛い下着を着けている名前を味わいたい。

いつもより早急になってしまう手付きだけれど名前の反応からして痛みはあまりないらしい。蜜壺を解すのに専念しつつ、胸を揉んだりキスをしたり。秘壺に挿れていた指を抜いてベルトを外す。パーカーもパンツも脱いでゴムに手を伸ばして。



「ごめん、もう挿れたい」

『ちょっと待って椿君、あの、えっと、そのね………』




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