休暇をもらって六日目。ずっと言い続けている気がするけれど、することがない。皆と遊ぼうにも皆はお仕事しないといけないから絡めないし。せめて千鶴ちゃんも休みだったらきゃっきゃっ出来るのに。…ごめんなさい、千鶴ちゃんみたいに若くないので高い声出せないです。
昼までゆっくりしていたというのに、ご飯を食べて太陽に当たっていたら眠くなってきた。落ちてくる瞼に従って目を閉じた。
何やら騒がしい声で目が覚める。また平助くんとか平助くんとか平助くんとか永倉さんとか永倉さんとか永倉さんとかが騒いでいるのだろうか。ゆっくりと開いた瞳は全く違う景色を映していたけれど。
『…何で私?』
正当な言葉だろう。だって私の目の前には〈鬼〉と名乗った風間千景、不知火匡、天霧九寿がいるのだから。彼らが千鶴ちゃんを狙っているのは知っているけれど、私が攫われる理由は分からない。え、私、人質?っていうか屯所で寝ていたのに誰か気づいてよ!項垂れている私に気付いた天霧さんが話しかけて来た。
「お目覚めですか」
『…えぇ。皆さんのお声で目が覚めました。それでここは?』
「貴方に素直に教えるとお思いですか」
『千鶴ちゃんならともかく、私に人質の価値なんてないと思いますけど』
千鶴ちゃんは新選組で預かり護ると決めた。だけど、ただの女中である私の為に危険を冒す意味が分からない。私なんてたまたま新選組にいるだけなのだから。どこで死のうと彼らに関係ない。
「…この女、本当に新選組の奴らを誑かしてんのかぁ?」
「情報によれば、そのようですよ。土方、沖田、原田…それも共にしたのは一度や二度ではないと」
げげ。どこまで情報漏れてんの。たまーに、天井から視線を感じることはあったけど、あれは多分山崎さんだ。彼らじゃない。どこから見てたんだ、本当。ちょっと待ってよー。皆と何回したっけ。多分一番少ないであろう平助くんとで………両手じゃ足りませんでした。
っていうか、この腰あたりでまとめられた手をどうにか解いてくれないかな。地味に痛いんですけど。軽く訴えてみたけど却下された。ですよねー…。
「…天霧、不知火、暫く席を外せ。この女に興味が湧いた。少し味見をする」
驚愕なことを言ったこの金髪頭を殴りたいと思いました。手は塞がってて出来なかったけど。
呆れたような返事をして二人は出て行ってしまう。私をこんな奴と二人にしないで!と思ったけれど、逃げ出せるはずもなかった。そんな私を乱暴に抱き寄せて口吸いをする。力が抜けちゃうような、そんなやつ。簡単に入ってきた舌に絡めとられて、好き勝手に口内を荒らされて。チュクチュク響く水音が厭らしい。
『…っ、何、すんのよ!』
彼の腕の中で暴れれば拘束が緩んだから距離を取る。息を整えながら、どうにか腕が使えないかと考えていた。
「ふっ、とんだじゃじゃ馬だ」
そこからはずっと彼の独壇場。あっという間に押し倒された私は、脚を大きく開いた状態で拘束され、手足の自由を奪われた。
風間さんの顔が私の秘所のすぐそばにある。偶にかかる息に曝された蜜壺から愛液が零れだす。見られてるだけなのに、何もされていないのに、溢れてくる蜜はぽたぽた畳に落ちていった。
「…いくら拒否しようとも、此処は待ち遠しいみたいだが。現に収縮を繰り返しながら蜜を垂れ流している」
『うるさい!こんなのただの自然現象よ!』
「ほう。では女はこうして見られるだけで準備ができるようになっているのか。随分便利なものだな」
『…挿れたいなら素直に挿れさせてくださいって言ってみたら?鬼の大将さん』
「ほう、そのような口をまだ利けるとは。挿れて下さいと素直になれば良いものを」
つぷ、と二本の指が入り込んで来る。自由に動くそれは時々良い所を掠って、咄嗟に声を上げてしまう。角ばった指をぎゅうぎゅう締め付けているのが分かって悔しかった。だけど、手も足も動かせない状況じゃあ抵抗なんて出来なくて。ただ風間さんから与えられる快感に身を捩らせることくらいしか出来なかった。
『ひっ、ぁ、んんっ…!やらっ…あ、っ…』
もうすぐで達する、そう思った時には指が抜かれて。何で、もう少しだったのに。
「物欲しそうな瞳で見る前に言う事があるだろう」
『……挿れて、くだしゃい…。もっと、おっきいので、突いてほしいのっ!風間さんの、ちょうだい!』
私の頭には達したい、その快楽しかなかった。ジュブブと内壁を抉りながら入り込んで来る熱棒は指と全く違う質量で。
『ああぁ!きもちっ、あんっ…かざまさん、ぁっ、ぎゅっ、したっ…ああ!』
ただ気持ちよくて。訳が分からないほど気持ちよくて。私は達した時に意識を飛ばしていた。
風間さんと拒否したら縛られた六日め
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