朝食を食べ終え、部屋に戻って来た。今日は休日。部活も休み。オレはベッドの上に倒れこんでいた。朝食を食べた時は至って普通の空気だった。総太には一応謝った。泣かせてしまったし。それにしてもどうして総太にあんな事をしてしまったのだろうか?いくら義弟とはいえあんな事、男には絶対しない。いや、女の子にもしない気がする。エスカレートした所からはまぁ、反応見たさにやってしまっていたけれど。それに後から抱きしめたのも一体・・・。そしてふと、ここ最近の行動について思い返す。思い返せば思い返すほど、ここ最近、総太へのボディータッチが激しくなっているような気がするのは気のせいだろうか?いや、気のせいだと思いたい。オレは女の子が好き。総太もきっと女の子が好きなはず。あれだ、日本に来てからあまり女の子と遊んでいないからな・・・きっとそうだ、そうに違いない。いや、そう思いたい。



「メールでも見るか・・・・」



携帯を買ってもらったがこれは日本でしか使えないようになっている。いや、オレが頼んでそうしてもらったんだけど。パソコンの電源を入れて起動するのを待つ。総太は今、何しているんだ・・・洗濯物を干しているのかもしれないな・・・。手伝うといっても一切やらしてくれないからな。なんだか母親みたいというか・・・奥さんにするなら総太がいいな。・・・・・い、いや総太みたいな子の間違いだ。そうだ、間違ったんだ。溜息を吐きながらマルコやフィディオ達からのメールを読み、オレはベッドに潜り込んだ。



”ジャンルカ、最近総太の話ばっかりだな!”

”なんだか、弟ってよりも恋人って感じがする”

”惚気やがって〜”




(な、なんでだ・・・)











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