※音也シリーズの番外編です

今日は名前ちゃんのお家でデートです。普段から名前ちゃんの家に来ている音也くんはだいぶ慣れていますが、未だに好きな子の部屋は少々落ち着かないというものです。名前ちゃんが飲み物を取りに行っている間は周りをきょろきょろしていやらしいものがないか探してしまいます。あの名前ちゃんですから持っていて当然だと思っていたのです。実際名前ちゃんはいろんなものを持っています。が、名前ちゃんは隠し上手なのでしょうか、何も見当たりません。音也くんだって常識というものを持っているので引き出しを勝手に開けたりはしません。ただじっとその場に座りながらきょろきょろするだけです。それらしいものは見当たりませんでしたが、いやらしいパンツは見つかりました。きっと音也くんをお家に呼ぶ前していたのでしょう、まだ愛液が乾ききっていない、いやらしいにおいをしたパンツです。音也くんは思わずにやりとしてしまいました。名前はほんとにやらしい子だなあ、大好き!音也くんはいやらしい名前ちゃんが大好きだったのです。

「音也ぁ、紅茶でいーい?」

可愛らしいトレーの上にカップを乗せ、名前ちゃんは部屋に入ってきました。音也くんはムラッとしました。さっきまで自分でシてたんだ、俺のこと考えて俺の名前呼びながらイッたんだ。音也くんはどんどんムラムラしてきましたが自分から誘うより名前ちゃんに誘われたいので我慢です。軽くお礼を言ってトレーを受け取ると、テーブルの上へ置きました。

「ねえ名前、こないだやったゲームやろうよ」
「いいよー、ちょっと待ってね、」

がさがさ。名前ちゃんが引き出しをあさります。引き出しの中をチラリと見ると中には何やらいやらしい道具が。音也くんは思わずにやりとしましたがあえてつっこまずにいました。ふぅんなるほど、あそこに隠してたんだ。音也くんは楽しそうです。

「あった!でも音也容赦ないからなあ…」

名前ちゃんはやっとゲームを探し当て、音也くんのもとへ戻ってきます。えっちなモードでないときの名前ちゃんは信じられないくらいピュアそうで、こっちの名前ちゃんもとっても可愛くて音也くんは可愛い笑顔に思わずきゅんと胸を鳴らしました。

「そんなことないよ。でも、今日は手加減してあげる」
「ほんと?じゃあ私勝てるかな?」
「どうかな?俺が使うキャラ指定していいよ、それで勝てたらご褒美あげる!」
「ご、ご褒美…」

名前ちゃんの目がきらきら光って小さく喉がごくりと鳴りました。名前ちゃん、少しえっちなことを期待しているようです。音也くんもそれをすぐに察し、にんまりとします。やっぱりこっちの名前が1番可愛い。音也くん、ゲーム前からとっても悪い顔をしています。何をする気なのでしょうか。

「よっしゃ、勝つぞお〜〜!」

名前ちゃんはぐっと拳を掲げながらいそいそとゲームの準備を整えました。


***


「あ、れ」

【You lose!】と大きく表示された画面に名前ちゃんはびっくりしてコントローラーを落としました。あれ、おかしい、何で!?画面を舐め回すように見つめますがどこからどう見ても名前ちゃんの負けです。音也くんはにっこり笑顔を見せてご機嫌の様子ですが、名前ちゃんはむむうと眉を顰めます。

「な、なんで、音也今日指定キャラだったし、それに、このキャラ使ったことないって言ってた…」
「うん、やったら意外とできちゃった!」
「そんなぁ…」

余程自信があったのか名前ちゃんはがっくり項垂れましたが音也くんはご機嫌のままです。名前ちゃんの頭を撫で撫ですると顔を近づけてその額にキスを落としました。

「元気出して、ね?負けちゃったけど、頑張ったご褒美あげるからさ」
「ごほ、うび…」

その一言で名前ちゃんはトロンとした目付きになり、顔を上げました。なんて単純なのでしょう。何がいいかなあ、なんて白々しく聞いてくる音也くんの首に腕を回し、名前ちゃんはうっとり音也くんのことを見つめます。

「おとやぁ、きもちいことして…?」
「可愛い…うん、しよっか」
「ん、音也…」

ちゅ、と唇が重なったのを合図にふたりはスイッチが入ったように求め合います。舌を絡めてちろちろ擦り合うと熱くてぬるぬるの舌が唾液を混ぜてえっちです。唇を離すと名前ちゃんの顔はもうとろとろでした。

「おとや…」
「ねえ名前、あそこの引き出しに入ってるの、見せてよ」
「引き出し…?」

ぼーっとした頭をこてんと傾げる名前ちゃんですが、ハッとした顔をしました。中身を思い出したようです。

「なんで、知っ、」
「見せてくれないの?」
「あう…」

名前ちゃんは観念したかのように真っ赤な顔を下げ、引き出しの前までのろのろ移動しました。中には、バイブ、豆型ローター、L字スティック型ローター、小型電マが入っていて、名前ちゃんはそれらを音也くんの前に差し出します。真っ赤な顔をしながらどこか期待しているのが丸見えで音也くんは名前ちゃんが可愛くて仕方ない様子です。

「名前のお気に入りは?」
「えっ!?」
「どれをよく使う?」
「あ、そ、その…それは…」

音也くんは名前ちゃんの服のボタンを外しながら訊きますが、名前ちゃんは恥ずかしがったまま口許に手を当てておどおどしています。先程あんなに上手にお強請りできたのにオナニーの道具を訊かれるのは恥ずかしいようですね。名前ちゃんが困ったように眉を下げるので音也くんは名前ちゃんを泣かせたくなってしまいました。普段は大事にしたいと思うのにこういうときはめちゃくちゃにしてしまいたくなるのは不思議です。音也くんはぷつんと名前ちゃんの下着を外し、白い肌の上で真っ赤になっている乳首にちゅうっとキスをしました。

「はあっぅん、」

それだけでもびくんっと体が跳ねる名前ちゃん。音也くんは唇で乳首を包み込み、舌の先端で乳首を押し潰しながら名前ちゃんのスカートも脱がせます。ぱんつにはじゅわっと染みができていて、腰は物欲しそうに揺れていました。音也くんはさらに乳首に吸い付きます。

「んっ、ん……くぅ、ん」
「声我慢しなくていいよ?」
「は、ふ…っおと、あん!ちくび、すきぃ…っ」


音也くんの頭を抱き抱えて名前ちゃんは乳首への愛撫で背を反らしていました。気持ち良さそうな声が可愛らしく、音也くんは足元にあったローターに手を伸ばします。豆型でピンクの可愛らしいそれのスイッチを入れてみるとヴヴン…と低振動音が響きました。名前ちゃんはビクッとそちらを向きます。

「お、おとやっ、つかうの?」
「うん、だめ?」
「ふ、あ…」

大好きな乳首にローターを押し当てられる快感を想像して名前ちゃんは蕩けた表情を見せます。いつも自分でやるみたいに、いやそれ以上に激しく、ローターを乳首に押し付けられたら…。期待で腰が動きますが、音也くんは少々強めに名前ちゃんの乳首に吸い付くと、振動したローターを名前ちゃんのクリトリスに宛がいました。

「っ、あぁっん、あ!?やぁあっ…っ!」

予想が外れて名前ちゃんは大きく喘ぎます。まさかぱんつ越しに宛てられるなんて思ってもいなかったのでえっちなおしるをぼたぼた垂らしながら名前ちゃんは音也くんの頭にしがみつきました。音也くんは乳首を舐めることをやめず、舌で転がしたり歯で撫でたりしながらクリトリスをぐりぐりとローターで擦るのです。ぱんつ越しでも分かるくらいにぷっくり勃っているそれはとてもいやらしく、音也くんも勃起しています。

「や、あ、ああっあ、おとやっあん、きもぢぃっあっやらぁあっ」
「もうびしょびしょだね。俺の手もこんなに濡らしてる」
「ん、んんーっ!あん、あ、あ、っひん…、おとやぁあ…っ!」

ひくんひくんと内腿が痙攣し、そろそろ名前ちゃんがイキそうです。音也くんは乳首からやっと顔を離し、ぱんつの中で勃起しているクリトリスをローターでさらにつつきます。押し当てていたそれをわざと焦らすように離したり付けたりしてつつくので名前ちゃんは内腿を引き攣らせたまま泣き出しました。

「や、やぁあ…おとや、いきたい、いく、あんっ、いきそうなの、いかせてぇ…」
「名前はここでイくのが好きなの?中じゃなくて?」
「あっあん、ここぉ、ここもすきなの、はやく、は、ぁ、いかせ、あんっ!」

名前ちゃんは泣きながら音也くんを見上げ、いきたいいきたいと強請るのです。音也くんも鬼ではありませんから仕方ないなあといった様子で名前ちゃんのクリトリスにローターを押し付けました。ヴヴヴーーンという音と共にクリトリスが揺さぶられ、名前ちゃんは大きく背を反らします。

「あっあんん、おとや、ぁ、みてっ名前いくからぁ、あ、あ、あーーーっいく、いくぅっ…!あ!あん!」

びくん。腰が跳ねたかと思うとぱんつからぱたぱた汁が流れ出てきました。激しくイって、噴いてしまったのかもしれません。焦点が合わない目でぐったり体から力を抜く名前ちゃんはとても乱れていて音也くんはごくりと喉を鳴らしました。

「は、はぁ…っはぁ、おとやぁ…」
「かわいい…名前かわいいよ…っ」

音也くんはそのまま無抵抗の名前ちゃんのぱんつをずり下ろし、べとべとに糸を引くあそこを指で広げました。なんて美味しそうで気持ち良さそうな穴でしょう。音也くんは耐えきれずにその穴へ指を突っ込みます。

「あひっ、や、なに、」
「すっげえとろとろ…」

中は熱くうねっていて音也くんの指は溶けそうでした。しゃぶりつくように指を包み込まれ、まるでフェラでもされているかのようです。音也くんはローターを引っ掴むと、それを勢いよく中へ押し込みました。

「ひゃあぁっ!?あ、ああはあ〜…っん、ん!」

イったばかりの名前ちゃんは中がぶるぶる振動することに耐えられず唇を噛みますが、音也くんは奥へ奥へとローターを運びました。Gスポットをローターでごりごりするのも悪くはありませんが、今日はそこを素通りしてもっと奥、子宮の入り口までローターを押し込むのです。とっくにポルチオ開発済みの名前ちゃんは子宮口にローターがくっついた瞬間に気持ちよさで小さく達し、がくがく腰を振りながら音也くんの体を叩きます。

「や、やらぁっや、やらから、ぬいてえっ」
「ここすごい音する…聞こえる?」
「ん、ふぅあ、あ、やらぁ…っ!」

奥をぶるぶる揺さぶられながら周りの汁を振動で飛ばされて、中からはぐちゅぐちゅとびちゃびちゃの間のような音が漏れっぱなしです。 音也くんは急くようにベルトを外してジーンズを下ろすと、もうガチガチに勃起したモノで名前ちゃんのあそこを擦りました。音也くんの先走りと名前ちゃんの愛液が混ざり合って音也くんのモノはすぐにびしょ濡れです。

「ん、はあっおとや、はい、る?はいるのぉっ?」
「うん、入っていい?」
「きて、はやくこれ、ぬいて、おとや…っ」

これ以上ポルチオを刺激されたら漏らしてしまいそうな名前ちゃんは音也くんにしがみつきながら音也くんを待ちましたが、音也くんはいつも通り可愛らしい笑顔で名前ちゃんの脚を掴みます。

「俺もローター使ってみたいかも」

えへへ、と笑う意味が分かってない名前ちゃんは、ずんっと音也くんに中を突かれてからワンテンポ遅く目を見開きました。中にローターが入っているのに音也くんがそのまま入ってきたのです。

「んやぁぁあっ、や、あんっ!ひ、あ、ああ、おとや、やらっ」
「あー…先っぽがちょっと当たる…」
「や、やらっぬいてぇっあん、あ、あ、ぬいてぇえっ」

音也くんが出し入れすると今までと違う量の愛液が溢れ出てきます。よっぽどすごいのか、名前ちゃんは苦しそうに肩で息をしていて、舌は突き出たまま。可哀想なくらいに泣きじゃくる名前ちゃんに音也くんは興奮が止まりません。

「かわいい、名前…」
「や、う、ごかなっひ、んん、でちゃううう…っあっ!」

プシャアアッと音がして名前ちゃんは2回目の潮噴きです。それでも音也くんは腰を止めるわけもなくがつがつ奥を突き、ローターを先っぽにぶつけるように何度も何度も腰を遣います。これ以上奥に押し込められたら子宮に入ってしまいそうで名前ちゃんは本気で泣き出しました。快感で何も考えられません。

「あっああーっ!あっや、おとっああん!や、らめらめ、やあ、あ、ひぃっ!」
「ローターって気持ちいいね名前…っ」
「あ、あ、あ、あ、ひ、ああっあ、!」

潮噴きでは終わらずにそのまま失禁をしている名前ちゃんに音也くんはさらに興奮して腰を振りたくり、暴力的な快感に体が動かせずに無抵抗の名前ちゃんを犯します。先っぽがローターに擦れ、竿を膣でしゃぶられ、音也くんはそろそろ限界でした。名前ちゃんは息をしているか分からないほど喘ぎながら泣いています。

「あっ名前…イくよ」
「や、らぁ、あ、はあぁんっ、あ!」

音也くんはびゅううっとローターに先端を押し付けながら精子を叩きつけました。子宮口に自分のモノを捩じ込めないのは残念ですが、たまにはこういうのも気持ちいいと感じたのです。同時に達した名前ちゃんは全身を引き攣らせながらびくんびくんと何度か跳ね、浅く息を吐くとそのまま失神してしまいました。初めて意識を失った名前ちゃんに音也くんはギクリとします。

「はぁ…っ、名前…?」

しまった、そう反省しました。慌ててモノを抜き、続いてローターを引っこ抜くと、栓を開けたように中からどろどろと粘度の高い白濁が垂れてきます。音也くんは思わずごくりと喉を鳴らしました。名前ちゃんは眠ってしまっていますが、その厭らしさは増すばかりです。色っぽく誘うように充血したクリトリスと、その下から音也くんの精子を垂らしながら中を蠢かす穴、欲情しないはずがありません。音也くんは出したばかりなのにすっかり元気にしたそれに苦笑いをして名前ちゃんにキスをしました。

「ごめんね、名前…」

音也くんは名前ちゃんの指に手を重ねると口の中に舌を入れ、そのまま体も重ねました。


END
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大変お待たせ致しました、というレベルでなく本当にお待たせしております、伯兎さん・さきさん・れいさんへ。久しぶりに音也シリーズのぶっ飛んだエロが書けたのでとても楽しかったです。今後ともよろしくお願いします。リクエストありがとうございました。
20160516
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