【Lv.1】

わたしこういうの久しぶりだから、上手く出来なかったらごめんね、と困ったように視線を泳がしていた名前ちゃんでしたが、成る程長年使われていなかったようで膣内はまるで処女のようにキツキツでした。こんなに狭くては、十分に解さなければ痛いはずです。スクアーロは大好きな彼女の為にと思って指がふやけても愛撫をやめませんでした。きゅうっ、と強く締まる膣内。これで3回目の絶頂です。

「っや、ぁああ…!」

名前ちゃんの爪先はピンと伸び、内腿がひくひく痙攣を繰り返します。とろとろとやらしく垂れるえっちなおつゆはお尻を濡らし、更にシーツまでもをぐしょぐしょにしていました。スクアーロは指を抜かずにまた動かそうとします。

「ひっ、ま、まってぇ…っ、いまだめっ、いま、」
「お前のここがいつまでも狭ぇからだろぉ」
「しらな、ぁあ…っ、ん、だめ、いまだめなのにぃ…っ、」

スクアーロは中で2本の指を広げてみますが、本当にギチギチで3本目が入るとは思えません。もう少し慣らさなければ自分のモノすら受け入れてもらえないのです。

「もう少し我慢しろぉ…」
「いや…っ、も、いやぁ…っ」

仰向けに寝転びながら膝を立てさせられ、ぐっちゅぐっちゅと再び始まる愛撫に名前ちゃんは腰を大きく反らして逃げようとしますが敵いません。厭らしい女の子のにおいを撒き散らしながら、カクカク腰を上下させる姿にスクアーロは喉を鳴らします。はやく、はやくこの中に突っ込みたい。気持ちは焦ってしまうのですが、丁寧にゆっくりと進めなければ痛がらせてしまうかもしれないのです。中でごりごりに隆起しているGスポットを2本の指で押し潰し、捏ねて名前ちゃんを悶えさせます。本人は嫌がっていますが、可愛いクリトリスはより快感を得ようと一生懸命勃起していて真っ赤でした。さらにGスポットを捏ね繰り回します。

「ここを擦る度にナカが締まるぜぇ。またイクかぁ?」
「もう、いやあぁ…っ」
「イかなきゃキツいままだろうがよぉ、指なんかで満足するんじゃねえぞぉ」

ごりん、ごりん、抉るように押し上げると名前ちゃんの内腿はぶるぶる震え、喘ぎを上げながらシーツを乱しました。中は相変わらず窮屈でスクアーロの指を食いちぎってしまいそう。えっちなおつゆを真っ白に濁しながらどろどろ流してスクアーロを見上げる名前ちゃんはとっても苦しそうでした。びくんっと腰を一層高く上げて背を反らすと、4回目の絶頂を迎えてしまいます。

「あっ、あぁああ…っ、あぁあ!」
「き、つ…っ」

ぐっと締まる膣内に息を漏らしていると、ぐす、と鼻を啜る音がします。驚いてそちらを見ると、名前ちゃんはいよいよ泣き出してしまったのです。

「う…っく、ふ、ぇえ…」
「ど、どうしたぁ!?」
「もう、やらぁ…」

ぐずぐずする名前ちゃん。いくら気持ちがいい行為でも人には限界というものがあります。嫌がる名前ちゃんに何度も快感を与え続ければ、名前ちゃんだって苦しかったのでしょう、可哀想に内腿はまたびくびく引き攣ってしまっていました。

「う゛、ぉお…泣くなよぉ…」
「だって、スクが…っ、う、やめてくん、っ、ないからぁ…」
「悪かったよぉ…な、泣くなってぇ…」

オロオロするスクアーロは名前ちゃんの中から指を引き抜きます。名残惜しそうに指に吸い付く内壁を無視すると、中からは白い汁がどろどろ一緒に出てきてしまいました。そんな本気汁を見せ付けられたらスクアーロだって何だか可哀想です。

「お前が痛いかもしれないと思ったんだが、やりすぎだったなぁ…」
「もう、しない…?」
「…、ん゛?」
「もうおわるん、だよね…?」

ぼろぼろ涙は止まりません。スクアーロも泣きたくなりました。じんじんと痛いほどの自分の熱を我慢しながら名前ちゃんに愛撫していたのですが、もう触らないでと名前ちゃんは目で訴えてきます。本番はここからなのに、です。ひくひく蠢く膣内を目の前に、スクアーロはこの熱をどう処理していいのか分かりませんでした。

「あぁ゛…」

分からないのに頷いてしまい、本日終了のベルが虚しくチーンと鳴りました。





【Lv.2】

散々指で解したというのに、スクアーロのモノを咥えたそこはキツいままでした。壁自体はトロトロに溶けて吸い付くのですが、このどうにもならない締め付けにスクアーロは息を飲みます。ごり、と竿に当たって潰してしまうのは指で散々愛撫したGスポットでした。先端はその奥にある、さらにこりこりしたものに当たります。

「せめぇ…っ」

腰を押し付けると奥を叩いてしまい、名前ちゃんの締め付けは一層酷くなります。少し固くてこりこりしている、この子宮口を、グラインドするように腰を遣うと喉を反らして喘ぎました。弱点のようです。

「あぁあっ、あっ、あぁああーっ!」
「っ、う゛ぉぉい、もっと力を抜けぇ…っ」
「あーっ、あっ、あぁあー!」

苦しそうに声を出すので、スクアーロは少し抜いて動きを止めます。名前ちゃんはかなり敏感な体ですが、こんなにも善がり狂う姿は見たことがありません。弱いところをゆっくりじっくり責めてもっともっと乱れさせたい欲望はあるのですが、気持ちよすぎると拒絶されてしまう前例があるのでスクアーロは慎重です。半分くらい抜くと、丁度Gスポットに雁首が当たりました。ここを擦ればスクアーロも気持ちいいのです。

「唇噛むんじゃねぇ」
「っん、ん、んぁ、あ…」

声を抑えようと下唇を噛んでいる名前ちゃんの口許をすりすり指で触ると、名前ちゃんは舌を出してスクアーロの指をしゃぶりました。あまりの可愛さについ舌打ちしてしまいます。

「チッ…煽ってやがんのかぁ…っ」
「な、ぁあ…っ、おっきく、なったあ…」
「っ、あ゛ー、くそ…」

いちいち可愛い名前ちゃんに我慢がききません。乱暴に腰を掴んで名前ちゃんを引き寄せると、そのまま奥まで貫きました。ぐぷぷ、とスクアーロを飲み込む名前ちゃん。気持ちよさで腰が反り、一生懸命抵抗しますが許してもらえません。

「だめぇっ、や、すくぅ…っ、そこ、おかしくなるっ、きもちいのが、おかしくなっちゃうぅ…っ!」
「悦いなら問題ねぇだろぉ」
「で、もぉ…っ、ぁ、ああぁ…っ!」

足がピーンと伸び、名前ちゃんの中がびくびく痙攣してきました。そろそろイクか、と感じたスクアーロは一層がつがつ奥を抉ります。何度も何度も先端に潰されてどんどん固くなる子宮口に、名前ちゃんはお腹に力が入りました。

「ああぁあ、あ、ああぁ…っ!!!」

びくんっ、と腰が浮いた瞬間、白い汁がプシャアッと噴き出しました。スクアーロはぎょっとして腰を止めてしまいます。なんとも絶景、名前ちゃんが悶えながら盛大に潮吹きをしているのです。

「あ、ぇ…っ?や、やだぁ、っ」
「名前、」
「おもらし、しちゃったぁ…」

ぶわわと赤面する顔を手で覆う名前ちゃんに、えっ、とスクアーロは声を漏らしました。おもらしではないのですが、恥ずかしさのあまり泣き出す名前ちゃんに声がかけられません。可愛くて可愛くてどうしようもないのです。止めていた腰を、たん、たん、と再開させると、名前ちゃんは目を見開いてスクアーロの胸板を強く押し返しました。

「ああっん、あんっ、や、だぁあっ、やめ、あぁあ…っ!」
「はぁー…っ」
「だめぇっ、や、でちゃううぅ…っ、あんっ、やめてぇ、え…っ」

名前ちゃんの声を無視して奥を突くスクアーロは荒い呼吸を繰り返します。気持ち良さそうに眉を寄せ、欲望任せに腰を遣いました。その度に、ぷしっ、ぷしっ、と小さく潮を吹く名前ちゃん。本気で泣きじゃくっています。

「いやあっ、いや…っ、すく、やめ、て、」
「悪いが、止まれねぇ…っ」
「いやあぁ…、くるし、あ、あぁあ、ぬいて、ぇ…っ」

シーツをどんどん濡らし、ひんひん泣いてしまっている名前ちゃんを見下ろし、本気で嫌がっているのを察しました。スクアーロは大きく息を吐いて自分を宥め、一旦それを引き抜きます。どろどろになった名前ちゃんのおつゆがスクアーロに纏わり付いていてなんともいやらしいのです。

「抜いたぞぉ…」
「う、ぇえ…っ、すくのばか、やめてっていったのにぃ…っ」
「な゛…っ、や、やめただろぉ!」

何だかデジャブです。スクアーロは焦って名前ちゃんの肩を掴みましたが、ぺちんと振り払われてしまいました。声を上げて泣く名前ちゃんに上手い言葉が見つかりません。

「はずかしかったのに、ひどい…っ、わたしはいやだった…!」
「悪かったよぉ…でも可愛かったぜぇ…?」
「もう、えっちしないっ!」
「…、う゛ぉぉい…、それは…」

サァッと顔が青ざめます。泣いている名前ちゃんはきっと本気です。まだイけていないスクアーロは目の前が真っ暗になりました。大好きな彼女と相性が良すぎるあまりセックスができないなんて、なんて滑稽で深刻な問題でしょうか。本日終了のベルが、またもやチーンと鳴ってしまいました。





【Lv.3】

何度かさせたことがあるフェラチオですが、全く上達は見えません。ちゅ、ちゅ、と先端に口づける姿は可愛らしいとは思います。しかし射精には程遠く、スクアーロは名前ちゃんの頭を優しく撫でました。

「なぁ、口の中に…、その、咥えるのは嫌かぁ…?」
「う…恥ずかしいけど、やってみる…」

ねだるような視線にときめいた名前ちゃんは横髪を耳にかけてスクアーロのモノを口の中へ含んでいきます。熱くて固くて大きいモノ。舌で一生懸命裏筋を舐めながら口をすぼめて顔を上下に動かしました。ぬこ、ぬこ、と口の中で厭らしい音がします。

「やればできるじゃねえかぁ…」

拒絶されるのが怖くて今まで注文を付けたことはありませんでしたが、意外にも名前ちゃんは積極的です。スクアーロの太ももへ手を置いてより一層上下に動きながら唇で愛撫を繰り返しました。強く吸い上げながら頬でモノを包みます。スクアーロは、はく、と息を乱しました。

「っは、」
「ん、んん、ん…っ、ん、」

鼻から漏れる名前ちゃんの甘い声に、スクアーロはどんどん興奮していきます。ぎこちない動きですが、その初々しさがまた愛おしく、精神的にも満たされます。少しずつ快感が上がっていき、ぶるっと体が震えてきました。あと少し、ほんの少し名前ちゃんが強く吸引してくれたらイけそうです。

「っ、名前…」

スクアーロが名前を呼んだ瞬間、名前ちゃんは口の中からぶるんとスクアーロのモノを出してしまいます。ガチガチなそれは血管が浮き出て今にもはち切れそうでした。

「ぷあっ、は、疲れたー!」
「え゛っ、終わり、かぁ?」
「うん、だから疲れたって。今日は終わり!」
「え゛…」

あと少しだったのに。スクアーロは射精寸前で止められてしまって涙が滲みそうです。しかし疲れている名前ちゃんにこれ以上強要したらフェラチオ自体二度としてもらえなくなりそうで何も言えません。そんなの怖すぎます。

「終わり、かぁ…」

チーン。またしても本日終了のベルが無情にも鳴り響くのでした。

END
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不憫なスクアーロが好きなのですがあまりにも可哀想です。名前様、お付き合いありがとうございました。
20170519
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