ミスタ

彼の愛撫は普段の彼からは想像出来ない程に甘く優しい。ゆっくりとなぞるような手つきでじんわり熱を持たせていくそれに焦れるが、彼はそれを解っていて私の反応を見ながら尚焦らすのだ。中心から徐々に広がっていく甘い疼きに耐えられず、くんと腰を持ち上げると、彼は決まって得意気に舌舐めずり。恥ずかしくて消えてしまいたいが、早く彼の熱で擦られたくて仕方ない。
「っ、意地が悪いわよ、ミスタ…」
「啼かせたくなる目してるオメーが悪いんだろ? 御預けして悪かったけどよォ」
女性に強請らせるなんて、本当いい趣味をしている。悔しくて彼を抱き寄せると、彼は漸く自分の欲を宛がった。
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