「コウくんごめんね?こんなことさせちゃって…」
「気にすんな。こういうのはルカで慣れてるからよ」
「でも…」
「『でも』じゃねぇ。俺はお前が喜ぶならそれでいいんだ」
「コウくん……ありがとう!コウくんはどんな時でもかっこいいんだね!」
「ばっ…かっこいいとか言ってんじゃねぇよ…」
「あ、照れてる。コウくんにも可愛いところがあるんだね?」
「…ウルセー。んなことより、早く行くぞ。あいつら待ってんだろ」
「そうだった!じゃあコウくん、準備はいい?」
「オウ」
「それじゃあ行くよ!」


「みんなー!サンタさんとトナカイさんがプレゼント持ってきてくれたよー!」
「こんにちはー!」
「オラ、プレゼントやっから並べ!」
「わー!サンタのお姉さん可愛いー!」
「トナカイさんはおっきいねー」
「かっこいー!」
「あ、ちなみにサンタさんは俺の彼女だからみんな手を出しちゃ駄目だぞー」
「はーい!」




「っていう夢見たんだ」
「はぁ!?何だその夢」
「だから、俺が保育士さんであいつがミニスカサンタでコウがトナカイ。トナカイなコウ可愛かったぜ?」
「バカルカ…一発殴らせろ!」
「やだね!じゃ、俺バイトだから!行ってきまーす!」
「あの野郎…。ただじゃ済まさねぇからな…!」


その夜、琥一くんは自分が笑顔でトナカイ役を引き受けてる夢を見ましたとさ。




(written by:東雲)

12/12のプレゼントは東雲様からの小説です!

大人なコウ兄と可愛いバンビと自由奔放な琉夏が可愛くて可愛くて…! 保育士ルカに全く違和感がないのはやはりバイトのエプロンを見慣れているからでしょうか´`*
そしてまさかの夢落ちと思わせつつ、皆様再び明日を楽しみにお待ち下さいませ〜*



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