六時間目 [ 7/7 ]
「Hey!名前、暇そうだね!」
『………コレのどこが暇そうに見えるんですかアルフレッドさん。』
私には全く理解できません。
『見ての通り!ウチは課題で忙しいの!!暇なんかしてません。』
「へぇー、そうなのかい?まぁ、そんな事よりアイス食べに行くんだぞ!!」
『おい話聞いてた!!!?』
もぅヤダ何このKY!!一つもウチの言うこと理解してない!あなたの耳は飾りですか!!?あなたの存在なんなんですかっ!!
「話?ああ、ちゃんと聞いてたんだぞ!課題が忙しくて俺に構ってられないんだろう?」
『なんだ、ちゃんと聞いてんじゃん。その耳は飾りじゃないのね。』
「…君結構口悪いね。だが!そんな悩みもHeroのオレにかかればスッキリ解決なんだぞ!」
『……どゆこと?』
なんとまぁ自信満々と言い放つ自称Heroアルフレッド君。この課題の山をどうスッキリ解決してくれるんだろうか。
「名前今君がやっている課題の教科はなんだい?」
『は?…英語だけど。』
「オレの出身国は?」
『確かアメリカ……あぁ!』
「That's raigt!オレが教えてあげるよ!なんたって名前はオレの友達だからねっ!」
『な、なんということだ……!!』
……なんだコイツ神様かっ!!!!アルフレッド君がとてつもないイケメンに見えるぞ…!普段は残念なイケメンKYなのに!!
「……君ホント口悪いね。」
『聞こえてた?』
「ああ、バッチリ。ところでイケメンはほめ言葉かい?」
『…ほめ言葉だよ。ナイスガイだよアルフレッド君。』
「何で真顔で言うんだい。」
なんだコイツ、人を信用していないような目で見やがって…。まったく最近の若いモンは!!
「…まぁいいさ、そうと決まればいくんだぞー!!!」
『ちょ、引っ張るな!転ける!』
「HAHAHAHAHAー!」
(アルフレッド君)
(…んぐ、なんだい?)
(お腹壊すよ)
(No problem!)
(どんだけ食うの……。)
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2012.1.10
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