五時間目 [ 6/7 ]



「1-6…。ここか……。」


ガヤガヤと賑やかな教室へと入る。
集まっている人たちは自己紹介を終え、すでに仲良くなっている。


(ちょっと、これは出遅れたかな…。)


そんなことを思いながら、席へとつく。
一息ついて、誰に話しかけようかと思っていたら、鞄の中から着信音が。


(ちょ、マナーにするの忘れてた。…だれだろう?)


慌てて鞄から携帯を取り出し送り主を確認すると、さっきの三人から。




from:フェリ
titl:初メールー♪
―――――――――――――
やっほー☆
名前ちゃーん
さっきは言えなかったけど、
オレの事呼び捨てで良いから!

あと、敬語も無しねっ!!

今日は放課後に一緒に帰ろーよー!

―――――――――――――




from:ルート
titl:無題
―――――――――――――
ルートだ。
その…それほど重要な
ことでは無いのだが…

俺の事は呼び捨てでいい。
あと敬語も取ってもらえるとありがだい。


よろしくな。
―――――――――――――





from:菊
titl:初メールです。
―――――――――――――
先ほどは時間が無く言いそびれましたが、

私のことはどうぞ菊と。
呼び捨てでかまいませんよ。

これから、よろしくお願いします。

―――――――――――――





(…三人とも同じ内容だなぁ。

なんかすごい…。友達できて嬉しいなぁ…。)


(ここでウチもいっぱい友達出来るかな…?)


不安と希望が胸を締める。
楽しい学園生活の始まりだっ!



[*prev] [next#]
top
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -