四時間目 [ 5/7 ]
「まぁ、ちょっと待ってろ。」
「え、あはい。」
それだけ言ってルートさんは少し人の中に入っていった。
「ルートの奴ズルーイ!!
俺が行こうかと思ったのになー。」
「まぁまぁ。」
「あー。見に行ってくれたのか…。
なんだか悪いです。」
なんだか、最初から私迷惑かけたかな…?
一人で唸っているとルートさんが人ごみから帰ってきた。
「名前、クラスは1-6だったぞ。」
「あ、ありがとうございます。
なんかそのー、すいません……。」
「いや…。」
「あ、もうそろそろSHが始まりますよ。」
「えー、ホントだぁ。
そろそろいっこかー。」
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