××と南沢
2011/09/19 23:11
「篤志」
電話を切った後、背後から低い声で名前を呼ばれた。
「兵頭…」
「泣きそうな顔してるぞ」
「うるせえ」
「まだ好きなんだろ」
「お前には、関係ないっ!!」
思わず怒鳴ってしまってから、バカみたいだと思ったと同時に今まで耐えてきたはずの涙が溢れた。
「お前には、俺がいる」
ぎゅっ、と兵頭に抱きしめられる。倉間とは違って俺よりはるかにデカイ兵頭の腕の中に俺はすっぽり収まった。
「好きだ、篤志」
そう囁いた声は聴こえなかった振りをして、兵頭の腕の中でただただ泣いていた。
兵頭さんのキャラわかってないのに書いてみた。彼はなぜあんなにイケメソなんでしょう
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