倉間と南沢
2011/09/15 23:02


三国さんから南沢さんが転校した、と聞いた。え、どうして。どうして俺には何も言ってくれなかったんだろう。

帰り道、南沢さんの携帯に電話をかける。ぷるるぷるる、と2コールしたあと電話越しに南沢さんの声が聞こえた。

「なんで、黙ってたんですか」

『ごめん』

「ごめん、じゃ理由になってないっす」

『もう、別れよう』

ツーツー、電話が切れる。俺はその場に立ち尽くしてしまった。ああ今から家に乗り込もうか。だけど勇気が出ない、会って拒絶されたら、俺はどうしたらいいかわからなくなる。ああ、そう言えば南沢さんの声は何だか泣きそうだった。思い出してまた愛しくなって、苦しくなったて、何だか泣きそうになった。

つい書きたくなった
















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テーマ「人外ファンタジー」
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