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しばらくの間キルア君にちょっかいをかけつつ(嫌がる顔がまたいい)走っていると漸くゴールが見えてきた
ふーむ、長かったような短かったような……
なんとも言えない達成感だ!!
「おい、いつまで俺を逆さに持ってるつもりだよババァ」
「あぁ、すみませんねぇ、私をババァと呼ぶ人の発言は聞けないんですよ、というわけでエイヤッ!」
未だに私をババァと呼ぶキルア君を放り投げる
おー、綺麗に弧を描いて飛んでおります!!
チイ選手、これは新記録だぁ!!
「うわっ、とと、いきなり何するんだよババァ!!」
「ほー、これだけされてもいまだババァ発言するキルア君はMとみた、こうなったらとことん嫌がらせしてやんよ」
そう言って構えると後ろの方から熱烈な殺気を感じた
驚いて後ろを振り返るけどたくさんの人がいたし、既に殺気は消えていた
?、なんだったんだ
「先手必勝!!」
私が後ろを振り向いて油断しているとキルアが私の首を一直線に狙ってきた
うぉ、あぶねぇ!!
「キルア君、不意打ちは通り魔がやるものですよ!!」
「うるせぇ!やったもん勝ちだ」
そう言って再び攻撃してくるので仕方なくかわす
ふーむ、この年頃の少年にしては筋のいい攻撃だな
ちょっと生意気そうな性格に顔も良い
っふう、これはちょっと将来が楽しみかも
早く私の楽しい玩具にならないかな?
-人はそれをアイと呼んだ-
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