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「…なめてんじゃねぇぞ糞餓鬼」
チイさんも侮られた物です
まさかこの私に軽々と殺気を放つだなんて
本当、舐められた物です
しかもこの私を殺す?
「キルア君、君は喧嘩売る相手を選んだ方が身のためですよ?」
そう言って殺気を放ちながら徐々にキルア君に近づく
キルア君は流石にまずいと思ったのか、顔を青くしながら扉の方へと後退する
あぁ、いいですねその顔
自分の力量もわからないまま喧嘩売って相手の力量しって絶望した顔
最高ですね
一歩、一歩近づき、あと半歩って所でキルア君に触れる時
その時ちょうど会長さんが声を出した
「やめなさい333番、既に試験は終わってる」
「……はい?あれ、もう試験終わってたですか?」
「今回は99番の失格でハンター試験は終了じゃ」
「うわ、マジですか、残念ですよ、クラピカさんの試合見たかったのに」
残念残念、もうちょっと早く戻ればよかったです
クラピカさんどんな試合してたのかなー
にしてもキルア君反則負けしたんんですね
そういえば殺しちゃ駄目なんでしたっけ
「じゃぁキルア君とはお別れですね、バイバイです」
「へ、あ、あぁ」
そう言ってキルア君は扉から出て行った
そういえばキルア君返り血拭かなくて大丈夫なんでしょうかね?
ま、そこら辺はどうでもいいですか
「じゃ、早くハンター証ください、かいちょーさん」
-喧嘩腰の善良市民-
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