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「失礼しますです」
「おぉ、来たの。まぁ座んないさい」
そういわれて座布団の上に座る
うーん、畳に座布団だなんてノブナガを思い出すです
まさしく『和』ですね
「それじゃぁ、参考までにちと質問させてもらうぞ」
「はいです」
…なんの参考にするんでしょう?
何か自伝でも発行するんでしょうかね
「ではまず、なぜハンターになりたいのかね?」
「……うーん、最初は得に理由なんて無かったんですよね…しいていうなら身分証明書が欲しかった程度です」
「最初は、というと?」
「ゴンですよ」
最初は逃亡生活にも飽き飽きしてきて、つまんなくて、身分証明書も無いからハンター試験受けようって思ったです
でも、
「ゴン、あの子は良い子です……あの子の成長を見てみたいなーって思いまして」
なんていうんでしょう?母性本能って奴ですかね
実際ゴンは良い男になるです、そしてその成長を見てみたいです
成長をじっくりとみて、それから壊し方を考える
その間が、本当に楽しいんですよね
「ふふ、今のところはゴンよりもクラピカさんの方が成長が早いですけど……でも本当にゴンは楽しみです」
本当、良い子達ですよ
キルア君も良い子ですけどね……あの子はちょっと駄目な節があります
なんていうんでしょう……既に誰かに味見されてるって感じですかね?
「なるほど…では自分以外の9人で1番注目しているのは?」
「ヒソカさんですね、あの人は私と同じ人ですから」
四次試験の最中、ちょっとだけ居ましたけど……それだけで嫌って言うほどわかってしまった
あの人は、私の仲間でライバルです
「では、9人の中で今1番闘いたくないのは誰かな?」
「えー、そうですねぇ……やっぱりゴンとクラピカさんですかね、あの2人はまだ早いです」
まだまだ壊しちゃ駄目
だから、御預けなのです
「ふむふむ、わかった。ご苦労さん、行ってよいぞ」
「そうですか、それでは失礼するです」
そう言って扉を閉めて皆の下へと戻る
あー、にしてもネテロさんかぁ……やっぱり強いなぁ
ちょっと闘ってみたいけど…あのタイプ苦手なんだよね
やっぱり相手するなら純粋な子か、神経質な子か………Sな子だよね!!
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