痛い大人は放っといて 2/4


七瀬side

場所は変わって
サッカー棟ってとこに来た

「梨月〜」
「こっちくんな、抱きつくな、離れろ」
「ツンが多いね〜」

今から試合とかまじダルイッス
あ、審判だ〜
……チッ 男かよ

「黒の騎士団と呼んでください」
「ぶはっ!!」
「七瀬、汚い」

少し周りの目が痛いが仕方ない
だって…

「やっべぇ!!厨二おつ!!アハハハ!!」

黒の騎士団って
まだ、ブラックナイツの方が格好いいし!!

「あの、七瀬さん…」
「剣城も聞いたでしょ!!黒木さん絶対名前を入れたかっただけだろ(笑)」
「ちょっ!?胸当たってますって!?」
「あててんのよ!!」
「たち悪っ!!」

さぁ、疑問に思った人もいると思う、男嫌いなのに、なんで剣城は大丈夫なのか、と
答えは簡単!!剣城が、私のペットだからだ
愛犬を愛でて何が悪い!

「七瀬、いいかげんにしないと、私帰るよ」「ご免なさいでしたぁ!!←」「よし、いいこ」

梨月が帰ったら私学校に来る意味無くなっちゃう←

「おい、古賀」
「ぎゃぁぁぁぁ、男子(チームメイト)が話しかけてきたぁ!!キモい、死ね、近寄るなぁ!!」
「…七瀬うるさい」

私に話しかけるな!!
耳が腐る!!←
というのは、冗談で、
私は話しかけてきた奴を見た

「いった筈よ!!男子が私に話しかけたら命の保証はしないって!!何なの?馬鹿なの?死ぬの?一回頭ぶち抜いてやろうか!?この下等生物!!」
「……」

言い切ってやったわ!!
男風情が私に話し掛けてきてんじゃないわよ!!

「七瀬…あのさ、敵も味方も引いてるから…」
「男から引かれたってうんともすんともないわ!!」

私がそう言いきったせいで、気まずい雰囲気になった

「……黒木さん、面倒くさいんで早く試合始めましょ?」
「あ、あぁ…」

さぁて…
これから男子にとって、地獄のげぇむが始まるわよ!!

「男で存在していいのは、剣城と身長が140以下の可愛い子だけだから!!

当てはまらないやつは私が【自主規制】を再起不能にしてやるわ!!覚悟してなさい!!稲葉!!」
「って、俺名指し!?」

こうして、不思議な雷門イレブンと黒の騎士団(笑)の試合は始まった






(あ!!梨月は私の嫁だから!!)
(……はぁ、面倒くさい)
((((何で俺男に生まれてきたんだろ…))))


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