青学の3年生でテニス部のマネ設定。そして、毒舌ヒロイン。

けれど面倒見がよく姉御肌なヒロインは部員からの信頼され慕われているが、手塚並に恐れられてもいる。

部活中にボールを見失ったりしたら、皆で必死になって探します。なぜなら、ヒロインの説教が怖いから(笑)。部活後に正座させられ、長々と説教されます。正論を言われるので、誰も反論出来ません。その上、乾汁の失敗作を飲まされます。「捨てるなんてもったいないでしょ。食べ物しか入ってないんだから大丈夫よ。死んだりしないから」精神的なダメージを受けている部員達に、失敗した乾汁を笑顔で差し出しとどめをさします。

そこに逆ハー狙いの悪女が転校して、仮でテニス部のマネに…。よく見かける話ですが、ヒロインを追い出す為に、ワザとドリンクを自分で被ります。悪女が叫ぶ前に、それを見たヒロインの絶叫が響き渡る。その声に驚いた部員達がやって来ましたが、その光景を目にしてさらに驚きます。


「ちょっとアンタ自分でドリンク被るなんて、何考えてんのよ!もったいないでしょ!少ない部費でやりくりしてんのよ!このドリンクの粉だって、チャリで片道1時間かけて安い店まで買いに行ってんのにっ!」


ヒロインが悪女に説教してました(笑)

ヒロインの言葉で事態を把握した部員から、悪女に冷たい視線が突き刺さります。ヒロインはそんなことに気付かず、ブツブツ文句を言いながら濡れた床を掃除。

ヒロインに「邪魔よ!出て行って!」と言われたと涙目で悪女が部員に訴えてみたが、「ヒロインがそう言うなら、本当に邪魔なんじゃない?マネ辞めたら」と一蹴。イライラしてる時はいつも以上にヒロインの言葉がきつくなるのを知っている部員からすれば、普通のことで驚きはしない。寧ろテニス部員はもっと酷いことを言われた経験有り。

今度は暴力を受けたと訴えてみたが、「ヒロインはそんな時間の無駄使いはしない。そんな痣まで作るなんて、君はよっぽど暇なんだね」と一蹴。

日に日に悪女に冷たくなるテニス部ですが、それにもめげず、話しかけようとする悪女。


「私、ヒロインさんに…「部員に話しかける暇があるなら、洗濯しておいて。それが終わったら…」……」


仮でもマネはマネなんだから、ちゃんと仕事はしてもらいます!と悪女に次々と仕事を頼むヒロイン。勿論、ヒロインはヒロインでちゃんと他の仕事をしています。

最終的に、悪女がヒロインの説教に耐えられなくなって辞めると思う。



「マネを入れるなら、真面目でちゃんとやる気がある子にしてよね。あの子、私の仕事を無駄に増やしただけじゃん!」

「…すまない」

「ごめんね」


後日、仮とはいえ悪女をマネにする事を許可した手塚と大石がヒロインに説教されているのが目撃される。

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