それは正に今じゃないか!

そう思うのと同時に、今までだってかなり優しく接していたハズだ・・・とも思う。


「Shit!!何だ、何をやれば泣き止むんだ!clothesかbagか?それともjewelleryか!」


しかし、そのどれも名前には無意味な事であるのは、既に2人とも経験済みだ。


「そんなの今更でしょ・・・」

「だったら他に何があるってんだっ!」


泣き叫ぶ女の子の前で、2人は頭を捻る。

今までに培った女との記憶から一生懸命、“女が喜んだ事”を思い出す為に。

そして・・・、


「「・・・!!」」


思い当たる事が1つあった。と同時に、顔を見合わせる2人。


――ペロッ


「・・・ひゃあっ!!」


突然、左右から涙を舌で舐められた事に唖然となり固まる名前。

名前は驚きすぎて泣き止んだだけだというのに、政宗と佐助は思った通り“自分の行動”で名前が泣き止んだと、ほくそ笑む。


「なぁんだ、名前チャンてばコッチの方がお好み?」

「ククッ、まぁ俺もコッチの方が好みだけどなぁ」

「!?!?!?」


状況が全く理解出来ずに固まったままの名前。

それをいい事に、ニヤニヤと怪しい笑みを浮かべて2人は名前の制服へと手を伸ばす。


「大丈夫、安心していいよー。俺様、コッチにはかなり自信あるから・・・ね」

「Keep quiet. That's a good girl・・・.」


この部屋の空気までが怪しげな雰囲気に変わってしまった事に名前が気付いた時には、もう手遅れだった・・・。














(いやぁ、俺様と名前チャンってコッチの相性もバッチリみたいだねぇ)(俺の方が猿なんかよりもbetterだったろ?なぁ、名前?)(なんでまたそんな勘違いすんのかなぁ・・・名前チャン見てたら分かるでしょ?)(Ha!俺の時の方が名前は喜がってただろうがっ!)(なら、もう1度確かめてみれば?)(やってやろうじゃねぇか・・・)((・・・・もうヤダ、死にたい・・・ううっ))

→end&後書き

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