春。
寒い寒い冬が終わって桜が咲き始めた。
私は今高校の入学式に向かっている。

「あーあーせっかく高校入ったのに、また同じメンツじゃんか」
「嫌なら今すぐ退学しろ」
「鬼道ちゃん辛辣!」
中学で仲の良くなった鬼道ちゃんに佐久間に源田、さらには幼なじみの明王まで同じ高校だ。
「そういや、佐久間と不動は?」
「あっ源田!おはよー」
「佐久間は遅刻。不動はサボリだ」
「ばかだよね明王。入学式早々からサボリとか、先輩に目付けられとも知らねー」
「不動らしいじゃないか」
「いやらしいとかで片付けちゃだめでしょうよ、源田ママン」
「不動だしな」
「あらやだ鬼道ちゃんまで…」
どうやらこの2人より、私の方が常識人のようだ。
「それはないな、鬼道」
「あぁそれはない。」
「2人ともエスパー!?てか酷くない!!?」
「全部口にでている」
「おっと!」
お口チャックチャック。
それにしても、変わらないメンツ、変わらないおしゃべり。
なんか中学を卒業した感じがしない。
つまんねー
「だから嫌なら退学しろと言っているだろう」
「また心読んだでしょ!」
「口にでてるって…」
鬼道ちゃんの毒舌にママンのフォローも変わらないみたい。
明王に会いたいなぁ…
「支離滅裂すぎてツッコむ気にもなれん」
「ほんとに不動のこと好きなんだな」
どうやらまた、口にでてたみたいだ。


____
始めてみました連載!
もちろん大好きな帝国メンツですよ!佐久間まだでてないけど笑


( back )

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -