Aimai4cm




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2009/11/03
16:33





髪の毛切りました。
前髪を切ってしまったがために、鬱陶しいです。ああ鬱陶しい!

髪の毛を切ったあと、ゲーセンに行ってbeatmaniaしてきました。ビーマニビーマニ!Zektbachの新しいやつやるためだよ!
私、音ゲーはかなりの初心者で、操作方法がわからず300円を無駄にするくらい初心者なのです。だからもちろんレベルはビギナー!
簡単なやつにZektbachの新曲「Raison d'etre」が入ってるか心配だったけど、普通に入ってた。よかった!
そして大音響で志方あきこボイスを存分に堪能してきました。イエーイ!
映像をじっくり見たかったけど、横目でチラチラしか無理だよ。映像にたまに文字が出てたけど、小さくて読めなかったし! 字は大きく!

楽しかったです!


…………………


【鬼に喰われるその前に】

散歩をしていました。

山に限りなく近い道を歩いていると、道のど真ん中に馬面犬がいました。
馬面犬は私に黄色い歯を見せるので、ビビッて道を先に進めませんでした。
すると、馬面犬の飼い主と思われるお爺ちゃんが現れました。お爺ちゃんは「怖がらせてすまないねえ。うちの子は人間は襲わないよ」と言いました。お爺ちゃんは猟銃をかかえています。
「お爺ちゃん、何してるの?」と訊くと、お爺ちゃんは山を指して答えました。「最近あの廃校に勝手に入って悪さをする輩がいるんや。そいつらを追っ払いにな。」
猟銃で追い払うなんて、恐ろしいやお爺ちゃん。
なんだか面白そうなので「私もついてく!」とお爺ちゃんについていくことにしました。

山を少し登ると、木々の中に朱色の屋根をした小さな建物が見えてきました。廃校といっても、運動場は無いようです。
建物の近くに行くと、中には高校生くらいの女の子たちがわいわいしています。
女の子たちはこちらに気がついて、ニコニコと手を振ってくれました。中にはおいでおいでと呼んでくれる女の子もいます。どうやら中に入っていいようです。

「楽しそうだからちょっと行ってくるね!」

私は窓の傍の勝手口から教室に入りました。

教室の中には女の子が20人と先生が1人いました。みんな、セーラーふくを着て うちの母親世代に流行った古い髪型をしていました。松田聖子ヘアとか、昭和www
みんなはせっせと図画工作に勤しんでいました。

「何してるんですか?」と訊くと、先生は「明日の夜に発表会があるんです。それの準備ですよ。」と言いました。

しばらく、楽しそうにわいわい準備を進める彼女たちを見学していました。13分くらい経って、さすがにつまんなくなってきました。

「ん?ちょっと待てよ」

よくよく考えてみると、ここは廃校でこんな女の子たちが居るわけなくて、しかも私は地元民なのにこんな女の子の集団をしらない。

「もしかして」

こいつらは、私を騙して喰おうとしてる山の化け物か。ヤバい。

「早く逃げないと。」

直感で、自分自身が危機的状況に措かれていることがわかりました。

早く逃げよう。でも、獲物が逃げるとわかったら すぐに喰われちゃいそうだ。それにドアはきっと開かないはず。うむ…

・私(獲物)はまた戻ってくると言う。(戻ってこないけど)
・「お腹が減ったから帰ります」などの食事を匂わせる発言はだめ。「私たちもお腹減ったな…食べちゃえ!」という流れになるから。

じゃあ、「お母さんが待ってるから帰ります。明日の夜の発表会、来ていいですか?楽しみにしています!」に決めた。よおし。

「あのう!」

私が声を張り上げると、ガヤガヤしていた教室が一気に静まり、先生の「どうなさったの?」という声が返ってきました。化け物たちの視線を独り占め状態です。焼け焦げちゃいそう!

「えと、お母さんが待ってるから帰ります。」

というと、可愛かったはずの女の子たちの顔面が、鬼の形相に変わりました。リアルに角が生えてました。こええええええ!!!

「でも、明日の夜の発表会、来ていいんですよね?」

尋ねると、鬼の先生が「もちろんですよ」と答えました。鬼さんたちは自分の顔が鬼になってるのに気がついてないみたいでした。

「じゃあ、絶対発表会来ます!私のお友達も連れてきますね。楽しみにしてます!」

そういうと、化け物たちの鬼の形相は解け、ニコニコとした可愛らしい女の子に変わりました。

化け物たちに見送られ、私は建物を出ました。

扉を開け外に出ると、そこはもう夜でした。
さっき教室の窓から見えた空は青かったのに、あれは幻想だったのか。

ふと、前を見ると、向こうに馬面犬がいました。私を待っていてくれたようでした。馬面犬の元に駆け寄り「ありがとう」を言うと、馬面犬はヒヒーと鳴きました。お爺ちゃんはいませんでした。

馬面犬と一緒に山を下り、あのお爺ちゃんの家に行くと心配そうなマミーとパピーが居ました。お爺ちゃんが両親に知らせてくれたようでした。

靴を脱いで上がると、すぐにマミーに抱きついて私は言いました。

「あのね。明日の夜にまた行くって約束しちゃった。だから明日の夜は行けないように、私を家の柱にロープでくくりつけて。」

あの化け物たちは、山から出られないはずだから。私を山に呼ばないと獲物にありつけない。やつらは操ってでも私を連れて逝く。家の中で一番強いのは家の柱だから、柱にくくりつけたら操ることも不可能なのです。

ああ、日が沈むまであと1時間。



ナイトメア








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