幼児化しちゃった話。
※キリト君が幼児化しちゃってます。6歳設定です。
なんでも許せる方向け。捏造注意。
いけるいける大丈夫という方は↓
「な・・・・・・・・な・・・・・・っなんなんだよ、これはーーーーーーッ!!!」
みなさんこんにちは、おわかりでしょうが桐ヶ谷和人ことキリトです。
「なんだこれ・・・・体が、縮んでる・・・っ!?」
ALOのとある一室。
俺、キリトは盛大に驚いていた。
なぜなら、ALOにログインした途端に、周りの物が一回り以上大きくなっているのだ。
しかもしかも、俺の声がどこの子供だ、というほど高い。
そしてそして、俺の来ているいつもの服が・・・ダボダボなのだ!!
これはもう、認めるしかない。
俺は、幼児化してしまったのだ。
「どういうことだよ・・・ハッ、まさか・・・」
自分の高い声を聞き、何とも言えない声になる。
「また、ですか・・・・」
いつぞやか、俺がALOにログインしたときに女体化してしまったことがあった。
あの時もいろいろ大変だったというのに、今回はさらにこんなことになって、俺はもうため息すら付けない。
おい、開発部。
俺だけなんでいつもこんな目にあうんだ。
っていうか、女体化ならまだシステムのバグってわかるけど、幼児化て。
幼児化って!!!!!!
「パパ、どうしたんですかっ!?」
「ゆ、ユイ・・・!」
我が愛しの愛娘が俺を見つけて叫ぶ。
あれ?いつも俺の頭に乗れるぐらいの大きさなのに、ユイちょっと大きくなった?
「ちがいますっ!パパがちっちゃくなったんですっ!!」
俺が逃避気味に考えたことが、つい口に出ていたらしい。
「と、とりあえずログアウトすれば・・・」
「だ、だめですパパ。今その姿のままログアウトしたら、アスナさんたちに私が怒られちゃいます!」
「な、なんでだ?システムの不具合なんだからユイが怒られることは・・・」
「アスナさんたちが怒るのは、システムのことじゃないです。パパのそんな面白い格好を見たのが私だけという事実を怒るんです!!」
「なんて理不尽なんだ!なんて理不尽なんだ!!!」
大事なことなので2回言うと、ユイは困った顔をした。
「えと、とりあえずパパ、服をどうにかしましょう。たぶんそのままでは見つかった時に犯罪が起きます」
「なんてことを平然と言うんだユイ・・・そしてそれを否定できない俺の友人たちって一体・・・」
かわいい子供の重い声が重なり合う。
だがしかし、着替えることを許される展開になどならないというお約束は、もうみなさんご存知であろう・・・
「き・・・・・・・キリト、くん?」
「パパ、逃げて超逃げて!!!」
「うおおおお俺の警戒網第一線に最大警戒警報がァアアア!!」
俺とユイで力を合わせ、どうにか逃げ出そうとするが、忘れてはいけない。
俺がダボダボの服を着ているということに。
ズベシャアアアッ!!!
「・・・」
「・・・・」
「・・・・・・」
「パパーーーーッ!!!」
愛しの愛娘の悲鳴を俺は泣きながら聞いていた。
もういい、もういいんだ。ユイ、俺もう疲れたよ・・・
「キリト君、なんでそんなに逃げようとするの?え、キリトくんだよね?その愛しい愛しいオーラはキリトくんだよね?そしてそんなかわいくて小さいお尻を向けて寝たままってことはつまり、そういうことだよね!?」
「まってくれアスナ!!君は女の子だ!!そして女の子でもそれは犯罪だ!!」
「なんてかわいいショタキリトくんの声!!あぁああキリトくんッ!!!」
こけた衝撃で俺の下半身はむき出しになり、俺が身につけていられる衣服は、ダボダボのシャツ一枚という大惨事になっていた。
そして忘れてはならない。
俺の体は今、推定6歳だ。
つまり、誰が手を出しても犯罪だ!!!!!
「ちょおーっと待ってもらおうかアスナっち!!俺様にもキリトのかわいいプリケツをおがませてもらうッ!!!」
「・・・もうだめだ俺の元友達・・・」
「パパ、まだ友達でいさせてあげてください・・・」
キリトが倒れたまま涙を流していると、ユイが優しくいたわってくれた。
「キリト・・・・・おめぇ、その姿・・・なぁ、おねショタならぬ、おにショタって需要あるよな?」
「パパ!!危険です!!はやく立ってください!!そのままだと何かわかりませんが危険です!!」
SAOでボスとして作られたユイがここまで危険だと言ってくるという事は、マジで危ないのだろう。
そしてそんなことは、言われずともわかっているのだ。残念ながら。
俺はむくりと起き上がると、肩ごしに後ろを振り向いた。
「・・・・キリトに今手出したら捕まるよな」
「何聞いてんの!?当たり前だろ!?っていうか今じゃなくても捕まるよ!?」
「あぁ、でも襲いたい・・・いえ、撫で回したいわ・・・っこの衝動、どうすればいいのかしら」
誰か助けて。友人の目がガチなんだ。
「おにいちゃーん、遅れてごめんね〜!・・・・・・・・え、天使?」
「スグ!!!!スグ落ち着いて俺はお前の兄キリト、現在幼児化中!!」
「え?お兄ちゃん?そっか・・・お兄ちゃんって天使だったんだ・・・」
「まって!!お兄ちゃんの話を聞いて!!」
俺が必死の説得をしているのに全く聞いてくれないのか妹よ。
「ちょっと、なんで子供がこんなとこにいるわけ?って・・・・え?キリト?」
「リズベット、普通の反応ありがとう」
「キリト、あんたって天使だったの????」
「・・・・もうやだこいつらどうにかして・・・」
リズまで天使だなんだと言ってヨダレ垂らされると俺もういよいよ友達の定義疑うんだけど。
あれ、俺たちって友達だったよな?
「キリトさん・・・っ!キリトさんはもしかして、私からかわいいアイドルの座を奪い取っちゃうつもりなんですか!?全然いいですよ!?むしろ新たなアイドルとしてユニット組みましょう!?」
「シリカ、とりあえず落ち着こう?そして落ち着いたらそのいつの間にか取り出しているフリフリのスカートをしまおう?」
俺たちって、友だちだったよな。
きっとそうだったはずだよな。
「・・・・・・妖精さん(フェアリー)?」
シノンがハッとして本気で呟いた声に、俺は泣いた。
*****
「とりあえず、また運営がバグを起こした、と」
「そうです」
「それでキリトくんの体は6歳になってしまったと」
「そうです」
「キリトくんの格好はけっして私たちを誘っているわけではなくバグによって着る服がなくなったからだと」
「そうです」
「ではキリトくんの記憶は幼児化していない。つまり犯罪にはならな「なります!!!犯罪です!!体が幼児の俺をどうするつもりだったのアスナさん!!」
アスナやみんなが、「メロメロ」という表現がよく似合う視線を俺に向けているのは気のせいだと思いたい。
「ユイちゃん、ログアウトさせなかったのはGJよ」
「ぜんぜん褒められた気がしないのはなぜなんでしょうパパ」
「大丈夫、俺にも一生わからないよ」
俺は今、とても不本意ではあるが、子供の姿のまま撮影会を開催されている。
俺がもともと来ていた服はいつの間にかショタ服に変わっており、俺が嫌だと言ってももはや抵抗らしい抵抗など出来る訳もなく、着せ替え人形と化していた。
「はぁあん・・・ショタキリトくんの泣き顔かわいすぎ・・・」
「キリト、あんたもうショタっていうかロリでもいけるわ。さぁさぁピンクロリータきましょ?」
「キリトさん、こっちみてください!あぁああ上目遣い萌えですううううっ!!」
「キリ公よぅ、ショタといえば白いシャツに半ズボンとサスペンダー、そんでハイソックスで決まりだよな?な???」
「キリト、体操服持ってきたわよ・・・ブルマタイプの」
「・・・・・・・ユイ」
「なんですか、パパ」
「友達って、なんだろう」
「考えたら負けです。考えたらだめです」
「運営スタッフ呪う・・・・」
遠い目をしてつぶやいた言葉は、見事にハイトーンボイスだった。
その後、さんざん写真をとられまくり、もうこれ以上は限界だと思った俺とユイが協力してログアウトする頃には、リアルの世界は夕日に染まっていた。
END!
―――――――――――――――
はい!!
久々の総受けです!
友達にね、ネタがねぇっつって泣きついたらね、
「幼児化とかどうよ」
「え」
「幼児化」
っていうね。会話をね。したんですよ。
私の友達なだけあるなぁって思いましたね。
あといろいろネタもらったんで当分ネタには困らないっすね。
そんで、幼児化って最高ですよね。酢酸ショタ大好きなんですごい書いてるの楽しかったんですが、思い出してみればキリト君6歳で自作マシンつくっちゃうほどの秀才っていうね。
記憶あってもなくてもかわいい。
記憶なかったら、ふぇえ・・・このお姉ちゃん達こわいよぅ、って泣き出してアスナちゃんたちがほんとに歯止め効かなくなりそうだったんでね。
うちのサイトのキリトくんが不憫なのはいつものことです。運営を呪っても治らないから・・・。
「じゃあ酢酸呪う」
キリト君への愛という名のバリアーーッ!!
「愛が毎回ひどいんだけどどういうことだよ」
酢酸なりの・・・愛ってやつかな・・・(照
「もうやだこいつ」
ありがとうございました!
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[mokuji]
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