停滞
世界が揺れ動くのを感じる。
誰も望んでいないのに。誰も望まないで欲しいのに。
だけどそれでも、俺は流れに沿って動かなくてはならない。
他ならぬ俺自身が決めたことだ。多少の不自由があったとしても、動かないわけには行かないのだ。
+++
目が覚めると隣にいた男は既にいなくなっていて、ベッドから温度も感じられなかった。
案外早い時間に出て行ったのだなと視線を横にずらすと、ここが自室ではなかったことを思い出す。
昨日は久しぶりに殺し合いをしたので、その熱が覚めるまでPoHの部屋に泊まっていたのだ。俺の部屋でない理由は扉が壊れていたからに他ならない。オブジェクトの破壊ができてしまった時点で、あの扉は元には戻らないだろう。
「んん」
ググッと伸びをする。セックスの後の倦怠感は大分マシになってきたが、眠いのは変わらない。
二度寝をしても良いが、腹が空いていることに気がつくとそればかり考えてしまう。基本的にラフコフのアジトにいるときは自前のアイテムか誰かが買ってきたものを口にしているのだが、今日は俺の分のメシが用意されているとは思えない。仕方なくアイテム欄を漁っていると、ガチャ、とドアが開いた。
「起きたか」
「おはよ、PoH」
「昨日は可愛かった」
そう言いながらズカズカと部屋に入り頬と耳に口づけをするPoHに俺は笑う。
服を着ていないのでPoHじゃなかったら慌てていたところだが、その心配は無用だった。
幹部ですらPoHの部屋に勝手に出入りなどしないので、よっぽどのことがない限り、俺に前与えられていた部屋より安全だ。
「オマエに外うろつかれるよりオレがメシを買いに行く方が早いと思ってな。もう起きているとは思わなかったが」
「え、お前が買ってきたのか?」
「自分のも含めてな。オレたちが帰るとは思ってなかったんだろ」
「ああ……」
容易に想像ができる。
俺の分だけでなく、PoHの分すら用意されていなかったのだろう。いや、しかしPoHが他人から与えられたものを簡単に口にしている様子もなかったので(俺からのものは別だが)おそらく最初から自分の分だけは調達していたに違いない。
「この辺に店あったっけ」
「この辺りにはねぇが、割とここから近い距離にある」
「あぁ、広場の」
このアジトの周辺といっても結構な広さがあるのだが、そこからさらに西へ行くとちょうど転移門が設置してある。無論このアジトは森林に囲まれているのでおいそれとバレることはない。PoHはその辺のヘマはしないのだ。
「さすがにその格好じゃ目立つよな」
「知ってるだろ、ブラッキー。俺は顔隠したまま外に出たりしねえよ」
「そうでした」
PoHからホットドックの入ったバスケットを受け取ると、口にパクリと入れた。
さっさと消費してしまわないとアイテムが悲しいことになってしまう。
もぐ、と口を動かすがやはりそこまでのおいしさはない。
アスナに作ってもらったサンドイッチはうまかったなあとしみじみしていると、その顔を見たPoHが睨んできたので慌てて別の話題を振る。
「え、えっと、広場行った時に情報誌も買ってきたんだろ?」
俺がそう問い掛ければPoHは思い出したようにストレージを操作した。
PoHもまだ目を通していないらしい。俺の隣にドカリと腰掛けると、自身も同じものを食べながら数十枚の用紙をめくっている。この世界において数十枚の用紙に載る情報はアインクラッドの世界の情勢を知る上での命綱のようなものだ。
何が載っているのかによってこの先の攻略にも影響が出るので、俺もあとで読ませてもらおうと考えていると、ピタリとPoHの紙をめくる手が止まった。
「……どうした?」
手についたソースを舐めとりながら問いかけると、PoHがつまらなさそうに「あとで読め」と言って続きをめくってしまう。全ての情報に目を通すと、PoHは俺の隣に再び寝転んだ。
「寝る」
そう言って俺から顔を背けたPoHに疑問を抱きながら、俺は情報誌に手を伸ばした。
パラパラとめくっていくが、特にこれと言って気になる情報はない。
数枚めくった先に、現在の階層の攻略が難航していることが書いてあった。
どうやら攻略組の人間が死んでから足踏みが続いているようだ。ボスが使う厄介な守りをどう崩せば良いか、接近方法が少ないため悩んでいるのだろう。
アルゴからの情報はまだ届いていないが、そんなに時間がかからないうちに仕上げてくるはずだ。そう考えて次のページをめくる。すると、PoHが目を止めた意味がわかった。
「……《KSA》がレッドプレイヤー討伐のため各階層を探索?」
思わず声をあげる。
この広大なSAOのマップ全てを虱潰しにするつもりだろうか。無謀というか、そんなことをしている暇はないというか……。
「ボスが倒せなかったからって別に俺に時間を割かなくても良いのに」
「……本当にそう思うのか?」
「へ?」
俺はPoHが寝転びながらそう問いかけてくるのに対し、首を傾げた。
思い当たる節はない。そもそも俺一人が今なんの準備もなしに攻略に戻ったところで反対派が多数を占めるだけだ。攻略に俺を引き摺り出すのが目的ではないことは明らかだが。
「オマエが必要なのは攻略に限った話じゃねえだろ」
そう言われて初めて仲間の顔を思い出した。KSAは規模こそラフコフには劣るが、それなりの精鋭が揃っている。そしてその精鋭はほとんどが俺の仲間たちである。何か仕掛けてくるなら、そちら絡みだろうと言うのは想像がついた。
俺はその考えに苦い顔をする。今の攻略組が俺を歓迎しないように、俺だって歓迎なんてできないのだ。あの男……ヒースクリフが何を考えているのかまでは知らないが。
「掃除もできない連中に関わりあいたくないな」
「掃除?」
「……半分以上はお前のせいだぞPoH」
俺は情報誌をサイドテーブルに置くと、じっとりと隣に寝転がっていつの間にかこちらに顔をむけているPoHを睨み付ける。そもそも元凶はこの男だ。
「俺を連れ戻したいなら、俺が攻略組に戻りたくない原因を徹底的に排除してもらわないと困る」
「あぁ、なるほどな」
「悪かった、とかごめんなさいとかないんですか?」
「ねえよ。あると思うのか?」
「ないな。ひどいやつだお前は」
そう言いつつ、俺はPoHの上に跨った。無論裸なのでPoHだけが服を着ているわけだが、俺はそれでも構わなかった。
首に手をかけ、締める。
それでもやはりPoHは愛おしそうに俺を見て微笑んでいて、どうしようもないな、と思ってしまった。
「……憎めたらいいのに。嫌いなのに憎しみがないなんて」
俺の手に己の手を重ねて、愛おしそうに撫でる。
「今ここでお前を殺しても、俺はきっと満たされない。……こんなにも、殺したいのに。殺した方がきっと、これから先の被害も減るのにな」
「それだけわかっていて泣きそうな顔してるオマエが心底愛おしい」
俺は首から手を離すと、PoHの耳元で囁いた。
「絶対、殺してやる」
「……愛してる」
俺の殺意に満ちた囁きを、まるで告白のように飲み込んで、そして愛を返すこの男。
最初から最後まで俺のことを掻き回すのだ。
そんな男に抱かれ、そして腕の中で眠ってしまう自分自身にどうしようもなく嫌悪しながら、唇をまた合わせるのだ。
あぁ、死んで仕舞えばいいのに。
+++
▼某日、とある階層の圏外
「キリトを探すっつっても、虱潰しってわけにはいかねえだろ?」
「ええ。キリト君の居場所の目星をいくつかつけて、そこから当たっていくしかないわね」
クラインがアスナに問いかけると、アスナはそう返した。
その言葉を聞いて、ピナと共に行動しているシリカが問い返す。
「でも、良いんですか?KSAの目的を新聞に載せて」
「むしろ、載せた方が向こうが警戒してボロを出してくれないかって期待しているんだけど」
「団長様の指示か?」
「ええ。アルゴさんは微妙な顔をしていたけど」
「キリトが戻ってくる作戦の一貫だろ?なんで渋い顔すんのかね」
わからない、とクラインが首を傾げる。
今いるKSAの幹部とも言うべき存在はアスナ、シリカ、そしてクラインのみだ。
攻略組ではないシリカがいるのは、探索だけならば危険は少ないと言う理由と、もう一つはシリカがじっとしていられなかったと言うこともある。前回自分がオレンジプレイヤーたちに襲われた際に助けてもらった分、この程度の探索にも怯えてはいられない、と考えたのである。
「理由はいくつかわかるわ。攻略を進めるより、ラフコフ……レッドプレイヤー達を探すのにこんな戦力を割いている暇があるのか?って一般のプレイヤーには思われるわね。私の存在は良くも悪くも一般プレイヤーに知られてしまっているらしいし」
「けど、レッドの連中がいなくなって欲しいってのはプレイヤーの総意だろ」
「そうね。それと、キリト君の戦力が思っている以上に大きい、って言うのは攻略組に少しでも関わった人たちならわかっているんじゃないかしら」
「……ああ。攻略の停滞な」
クラインは頷いた。この世界で攻略組を牽引してきたのは高レベルプレイヤーのギルドであり、その筆頭がヒースクリフだ。しかし、その一方でソロで活動しているキリトのような存在は貴重かつ無碍にできる存在ではない。理由は単純、少数の有利である。ギルドと言う大きな単位の規模になってくると、身動きが取れないこともある。無論ギルドにはギルドの良し悪しがあるのは大前提だが、それでもキリトのようなソロプレイヤーがこの世界で前線にいると言う事実は大きい。
「死亡者が出たのは大きいわね。大体、毎回ではないにしろキリト君がいろんなところでクエストをして取ってくる情報が大き過ぎたのよ。事前の情報のあるなしが大きく作用する事はわかっていたはずなのに、私たちも含めて事前調査が甘かった」
「マッピングは終わっても、今回の騒動でだいぶ攻略組が揺れてっからな」
「そう。有り体に言ってしまえば……後ろを任せられる人たちか?って事よね」
キリトの攻略組脱退に関わっているのは、何もラフコフだけが原因ではない。
団長とアルゴもそう言っていた。そもそもの原因は、攻略組に潜んでいる毒────内通者だ。
「頭が痛いわ。私たちの中に内通者がいるって言われて、一番に頭に上がるのは《KoB》だもの」
「規模が大きいですから、仕方ないですよ」
シリカがアスナを気遣うように声をかける。
アスナがその言葉に苦笑を返す。
「どの規模で攻略組が毒に汚染されているのかわからないうちに攻略を進めようと階層主に挑んだところで、後ろからざっくり、ってことになりかねないものね」
「怖いな」
「ええ。だから、そう言う意味でもこのラフコフ討伐のための探索は必要。……ってことになってるわ」
「建前、だな」
クラインとアスナの言葉に、シリカが頷いた。
あくまでも、攻略を円滑に進めるために必要な行為である、と新聞には載せてある。どれほどのプレイヤーがその文面を信じるかは定かではないが。
「団長の言った通りなら、私たちがこうして動くことでどこかしらで動きがあるはずよ」
「それを探すのが、情報屋ってワケだ」
+++
「────動くのは、外じゃなくて内側だけどナ」
ボソリとそう口にしたアルゴは、目を据わらせてハイドを続けていた。
高い木の上からは、下の景色がよく見える。
動いたのは、3人。微妙な数だな、と考えていると、外に向かっている。一体どこへ、と視線を移すと、別のグループが合流した。これで人数は5人。なるほど、ある程度の数はいたワケだ。これが全てだと思うほどアルゴは楽観視していない。
その後も観察を続ける。男が5人連れ立って歩く様を観察していると、コンソールでメールを送る様子が窺えた。これはまずいな、と場所を変える。木からするりと降り立つと、その集団の近くまで移動する。ハイドの腕がアルゴより高いとは到底思えない。腐っても攻略組の中枢にいられる連中だ、少なくともハイドに数値を振るよりは筋力か自分に見合った能力に振り分けているだろう。油断はしていないが、見つかることも考慮した上でギリギリの距離を保つ。
5人が話す内容を記憶し、その場を離れる。この世界では聞き耳すら思い通りなのだから助かる。誰にもバレることなく屋根の上に登ると、その集団5人と接触した男女がいる。しかしあの男女は攻略組ではないはずだ。アルゴの記憶が正しければ、一般プレイヤーである。その一般プレイヤーと他愛無い話をして、その5人は別れた。
「フーン」
ヒースクリフはキリトが67階層にいると言っていたが、あくまであのヒースクリフとの一時的な邂逅の時のみの話だろう。もうとっくに移動しているはずだ。むしろ、キリトがメールを受け取ったのは移動の最中であったとアルゴは踏んでいる。アスナには悪いが、その辺りも考慮した上で別の場所を指定させてもらった。
引っかかればよし、引っ掛からずともこうして餌に釣り上げられたのだからよし、だ。キリトに迷惑をかけた攻略組の毒の処理はアルゴとヒースクリフに一任されているが、それはお互いが利益のために動くと理解しているからであり、何よりキリトの攻略組復帰を遅らせないためでもある。大体の情報はキリトとヒースクリフの動きから察知してはいるが、細かい事はキリトとヒースクリフの打ち合わせ次第、と言ったところだろう。これはその下準備に過ぎない。
「……KoBの団員が2人、アインクラッド解放軍……ALFが7人、DDAが1人……"実行犯"の最低人数はこんなもんダナ」
はあ、とため息をつく。まさか聖龍連合の連中まで出張っているとは知らなかった。一体どの程度PoHの毒牙にかかっているやら、だ。今まで調べただけでも攻略に差し支えると言うのに、さらにALFの連中を相手にするとなると一枚岩では無い。
とりあえず報告をしよう、とアルゴは身を翻す。キリトに因縁があった相手はとっくにキリトの手で牢獄行きとなっているが、それを手引きした攻略組の連中が誰なのかは炙り出さねばならない。むしろこの状態で階層主を再び攻略しようものなら大惨事だ。アルゴはこの世界ではあるはずのない頭痛を覚え、急ぎ足でKoBの団長室へ向かった。
+++
▼同日、KoB団長室
「お邪魔するヨ」
「ああ、よく来てくれた」
「前置きはイイ。さっさと本題に入るゼ」
アルゴはフードを脱ぐと、そのネズミのヒゲが入った顔を晒した。そして、いくつかの書類を渡す。その書類に目を通したヒースクリフは表情が変わっていないように見えたが、一瞬動きを止めると、そのまま数枚の書類に目を通した。
「……成程」
「上々、ダロ?少なくとも、こっちにとっては」
「ああ、そうだな。……団長としては残念と言わざるを得ないが」
「そりゃこっちのセリフってやつだナ。野放しにしやがって」
アルゴが睨むと、ヒースクリフは「返す言葉もない」と言葉を返した。その反応にアルゴは舌打ちをすると、キリトにどう伝えたものか、と思案する。
「何か策があるなら聞いてヤル」
どっかりとソファに座るアルゴが足を組み、腕を組んだ。その姿を特に咎める事はせず、ヒースクリフは書類にもう一度目を通す。
「ここまでよく調べ上げたものだ。さすがキリト君お抱えと言ったところかな」
「御託はもうイイって言ったロ。オイラが考える策はあくまでこいつらを一方的に潰す策だけダ。実行するのは少なくともアンタの協力が不可欠だガ、それ以上に効果的な案があるなら聞いてやるって言ってんダ」
お互いの間に上下関係はない。依頼主と請負人と言う関係ではあるが、あくまでも対等な意見を交わすことができなければ意味がない。ヒースクリフはしばらく考え込んだああと、アルゴに目を向けた。
「君の考える策を聞こう」
自分の案ではなくアルゴの案から聞いてくるあたりに性格が出ているな、とアルゴは考えたが、今はどちらでもいい話だ。さっさと話を進めるために、口を開いた。
「オイラの案は今調べあげた奴らと、背後にいる奴らを1箇所に集めてアンタが名指しで黒鉄宮送りにする方法だナ。オレンジじゃないプレイヤーをどうオレンジに堕とすか考えてるとこダ」
「強引だな」
「アンタが知ってるかは知らないガ、モルテやジョニー・ブラックの件がアル。オイラとキリトが独自に調査してるだけでもDKBとALFに潜ってる奴らがいたんだ、あの二つは規模がでかい分クズ共の温床になってるだろうサ。説得なんざ考えるだけ無駄だヨ」
どちらかといえば、アルゴが炙り出したいのはそちらの人間だ。実行犯など尻尾の切り捨てのように捨て置かれるだけだろう。黒鉄宮に送るだけでいいのなら、手段は問わずとも構わない。
「裏にラフコフが絡んでいる、と」
「逆にそうじゃなきゃこいつらの動きがあまりにも手慣れ過ぎてんダロ」
「PoHの差金だと思うかね?」
「……キリトの口調からすると、数人には関わってんだろうナ。けど、それらはキリトが直接片付けてるはずダ。オイラたちに求められてんのはそれ以外」
「そうか。ならば、私も一つ提案を出そう」
ヒースクリフは笑う。KSA結成の時よりもさらに表情を見せるようになったこの男に警戒心が湧き起こるが、その警戒心はまた違う場所でのものだろうな、と結論づけた。そして、そのヒースクリフの案を聞いたアルゴは目を見開き、そして笑みを浮かべた。
「成程ナ、そこで繋がってくんのカ」
「キリト君にはまだ、伝えないで欲しい」
「わかってるサ。合図がくるのはキー坊からダロ」
「そうなっている」
「ならイイ」
お互いにそれだけ確認すると、アルゴは立ち上りするりと闇に溶けた。アスナに帰還命令を出すヒースクリフを尻目に、アルゴはようやくだ、と笑う。
さっさとこの停滞をぶっ壊したいと思っていたのは、全員だと言うことだ。
+++
▼笑う棺桶アジト
「……ん」
PoHが俺から離れている間に、さっさとサンドイッチとスープと言う簡単な夕食を摂っていたキリトはアイコンに気づいた。アルゴからメールが届いているのを確認すると、周囲に誰もいないことを確認する。件名は「掃除の件」だ。
「さすが、仕事が早い」
俺は微笑んでメールをスクロールすると、ベッドに倒れ込んだ。アルゴに頼むと仕事が早くて助かる。ヒースクリフに何も聞いていないだろうに、こうも俺の思考を読まれると苦笑しかできないが。それ以上に頼りになる、と俺は笑った。
「さて、俺もこっちでやることやらないとな」
最後の一口を食べ終え、スープで流し込む。ペロリと舌でソースを舐めとると、散々俺に対する鬱憤をためているだろうこの組織の連中を想像して笑いが出た。
「ふふ、あはは。……さてと」
俺はベッドから起き上がると、うーん、と伸びをした。ベッドの脇にある鏡に映ったタトゥーを見ると、引っ掻く癖がついてしまった。PoHからの贈り物の中で、このタトゥーが一番気に入らない。そして邪魔だ。が、あの男の執着心を思えばこの程度で済んでいるだけマシなのだろうか。無論それをありがたいとは思えないが。
「久しぶりだなぁ。楽しみだなぁ」
今日は興奮で眠れそうにない。
そう、明日は久々のクエストだ!
停滞
END!
────────────
お久しぶりです。でもないかもしれませんがお久しぶりです。
このシリーズも中盤までやってきました!このシリーズの元となった「キリトin《笑う棺桶》」とはだいぶ話が変わっておりますが、個人的にはこちらのシリーズの方が展開とか伏線とか書けて楽しいです。
PoHとのイチャイチャが少ない回で申し訳ないですが、これでもPoHキリと言い張ります。
ようやく次回キリト君が大々的に動きます!乞うご期待!
+
アニメのアリシ編が終わったらしいことは気づいていますが、アニメ見れてません。
もう私はこのスタンスでやってくしかないんだな……と諦めの境地であります。でも作品が好きなことには変わりないので許されたいです。誰に許されるかは分かりませんが。
先生の解説ツイートだけでお腹いっぱいなのでそれだけが救いです。
いつもありがとうございます。
更新日:2020.10.04
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