おめでとう 1

キリトくん誕生日記念2013!





みんながキリト君をお祝いするお話。


※みんながキリト君好きすぎます。
キリト君もみんなが大好きです。
みんなでキリト君にちゅっちゅしてます。


なんでも許せる人向けです。

大丈夫な方のみスクロール↓












「「「「キリト(君、さん)!


お誕生日おめでとう!!」」」」




ぱぁーん!と一斉にはじけた音のする室内。

クラッカーから舞ったリボンが宙を舞う。


「みんな、ありがとな」


最高の笑顔で笑ったキリトに、みんなの心が打ち抜かれた!(ばきゅーん)



「くっ・・・すごい威力だわ、キリト君」

「さすがだぜキリ公・・・!!」

アスナとクラインの安定の反応を見てから、パーティは始まる。


ここはALOのアスナの家である。

ホームパーティというには規模が大きいが、
キリトの誕生日パーティをするといったら大勢押しかけてきたので、
それならいっそみんなでお祝いしようということになったのだった。


「今日はお母さん夜遅くなるって言ってたから、さみしかったんだよね」

直葉ことリーファが笑うと、キリトも苦笑した。

「まさかこんなパーティ開いてくれると思ってなかったけどな」

と、言うと、グラスにラム酒を入れたリズベットがこっちに来た。

「なーに水臭いこと言ってんのよ!」

カランとグラスを持ったまま肩に腕を回す。

「アンタの誕生日を祝わないわけないでしょ?」

カラカラと笑うと、キリトが「さんきゅ」と笑った。

キリトに気づかれないようにリズはキリトの髪にキスを落とし、
リズベットが顔を真っ赤にしてキリトからそそくさと離れて行ったあと、
シリカに「よく耐えましたね、リズさん!」と褒められていたことは、キリトが知る由もない。

「キリト、これ」

シノンが持ってきたものは、

「えっ、そんなわざわざいいのに」

シンプルだが綺麗にラッピングされたプレゼントだった。

「いいのよ。そのかわり・・・お返し、よろしくね?」

にっこり笑ったシノンに口をすぼめて
「ハイ・・・」といった俺を誰が攻められよう。

「そのお礼、今ここでもらうわね」

と、突然言われると、俺の腕を取って口づけをした。

「服の上からってのが気に入らないけど、
今はこれで十分よ」

と不敵な笑みを向けられ、
なぜだかわからないが顔を合わせられず、
その場を離れた。

と、それを見ていたのか、

「おや、先を越されてしまったか」

といって悠々と歩いてきたのは、

「サクヤ!」

リーファがこちらに駆け寄ってくる。

「え、なになに?サクヤもお兄ちゃんにプレゼント?」

こちらも、手に小さなラッピング済みの箱を持っていた。

「あぁ。キリト君には世話になっているからな。
せめてもの礼さ」

そういうと、キリトの手をとって、指先に軽くキスを落とした。

「!?」

「ふふ、これからもよろしく頼むよ」

と笑った。

「あー!サクヤだけずるいヨ!私もキリト君にチューしたいのにゃ〜!」

ひょこっと現れたのは、ごちそうを手にしたアリシャ・ルー。

「ま、待ってください!お兄ちゃんはそんな・・・」

「まぁまぁ、嫉妬するなリーファ」

サクヤにたしなめられている隙に、
アリシャさんがお兄ちゃんの前に来て、自分の唇をなめた。


「ふふ、さて、どこにキスしよっかナ〜」


キリトの顔を見てニヤリと笑った後、
後ずさるキリトに近づいて、「大丈夫だヨ〜」と笑うと、

ちゅっと鼻にキスを落とした。

キリトはしばしぎゅっと目をつぶっていたが、アリシャの顔が離れたのを確認すると、
ゆっくりと目を開けた。

そこにはにやにや顔をかくさずこちらを見ているアリシャと、
楽しそうにこちらをみたサクヤの姿があった。


「か、からかうなよ・・・っ」


「おや、さすがのキリト君も大人の色気にはたじたじか?」

扇で口元を隠しながら笑うサクヤから目をそらしていると、

食事をとっているユージーンの姿が目にはいた。


「・・・ユージーン」


「む、今日の主役か」

声をかけると、食事を中断してこちらに向き直った。

「これを渡そうと思っていた」

「え!?ユージーンもプレゼント用意してくれてたのか?」

「手ぶらで来るほど無神経ではない」

アリシャは何にも持ってこなかったぞ・・・?

そんなことを考えていると、ユージーンが小さな箱を手渡してきた。

「お前が前にほしがっていた俊敏性の上がるアイテムだ」

「お、覚えててくれたのか・・・?」

そういうと、ユージーンは顔をそむけ、「たまたまだ」といった。

俺は嬉しくなって、「ありがとうな」と笑った。

「そういえば」

ユージーンが俺をしげしげと眺めた後、

「今日は、お前に口づけをするのが習わしなのか?」

「は」

そんなわけないだろ!と言おうとする前に、

「それは俺も従わねばな」と勝手に納得し、

俺の手を取って手のひらに口づけを落とした。

「・・・これでいいのか?」

と、真顔で聞いてくるユージーンに、俺は顔を真っ赤にして、「お前までぇ・・・!」と言い残して、
シリカのもとに逃げて行った。

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