09. 銭湯は混浴ではありません。(後編)

「ついた!」「思っていたよりボロ「これぞJAPAN☆って感じだね!ね、氷室さん?(今言っちゃいけないことをサラッと言おうとしたよね?でも言わせないっ)」そ、そうだね」「早く入るアル」「劉さんは銭湯初めて?」「そうアル。男にとって銭湯とは戦闘だと聞いたアル!気合いは十分アル!」「(なにそれダジャレ?…福井さん‥)」福井さんのことを見ると顔をひきつらせながら目をそらされた。絶対福井さんはまた純粋な劉さんの気持ちを弄んでる!最低だー。

☆・☆・☆・☆

〈女湯〉
男共と別れ監督と女同士ゆっくりとお湯に浸かってます。
「きもちぃーっ♪」「疲れが一気にとれるな」「ですねー。しかも私達以外誰もいないから貸切状態ですねー」広い風呂は最高っ!貸切最高っ!
「ことろで桔梗は青春してるか?」「(え。いきなり恋バナ?)それがしてないんですよねー。私の春はまだまだ遠いいです‥」「気づいてないだけかも知れないぞ?」「まっさかー」
「…」「ど、どうしたんですか?」監督がいきなり真面目な顔になってコッチ見てくる‥。こわい。「桔梗」「はい」「お前以外と胸、あるな。着痩せするタイプか」「はあ?」

☆・☆・☆・☆

〈男湯〉
「お前らはなにしとんじゃ」「男のロマンを見ようとしてるアル」「その通りだ」「俺は面白そうだから参加してるだけです」「まいう棒湿気たー。」「風呂に菓子を持ち込むなっ!!」
福井、劉、氷室、紫原の4人がタイルの壁にべったり張りついている様子を風呂に浸かりながら眺める岡村。
幸い男湯も彼らが貸切状態。
「せっかく銭湯に来たんじゃからゆっくり風呂に浸かったらどうじゃ」「そうだな。一回浸かってからもう一回チャレンジだ!」「了解アル!」「アツシ俺達も風呂に入ろう」「ん。」

☆・☆・☆・☆

その後覗きにリトライした彼らは見事タイルの壁を破ったのだが一瞬にして監督に倒され気絶。当たり前ですが監督はしっかりタオルを巻いていました。でも、私はアレで………い、一瞬‥一瞬だけど多分…はい。

次の日彼らが地獄を味わったのは言うまでもありません。


(今日のことは?)((((なーんも知りません!覚えてません(アル)!!))))




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