僕の駄文アカデミア３
2015/09/23 06:00
【クソナードとクソ煮込み３】
オールマイト「今日は戦闘訓練だ！ コンビと対戦相手は籤で決めるぞ！」がさごそ
ほぼ皆「はーい」
オールマイト「先ずＡコンビは……」すっ
オールマイト「……」すっ
八百万「何故籤を戻すのですか！？」
オールマイト「あ、いや……うん……これは拙いかなって……」
飯田「しかしそれでは公平性が！」
オールマイト「うっ……そうだよね、うん……あー……Ａコンビは緑谷少年と……爆豪少年……」
飯田「今回は籤より相性の良い個性同士でやるべきではないでしょうか」きりっ
八百万「私もそう思います」きりっ
切島「おい」
緑谷「あのっ、別に僕はかっちゃんとコンビでも……」
爆豪「はっ、何でデクなんかとコンb」
緑谷「僕と一緒じゃ勝てないから嫌なんだね」ぼそっ
爆豪「やってやろうじゃねぇかゴラァアアアアッ！」
緑谷「だそうですオールマイト」にこっ
オールマイト「あ、うん（何か今緑谷少年が凄く悪い顔してたような……気の所為かな、気の所為だ。うん）」
――市街地演習場――
緑谷「ヴィラン役か……かっちゃんにはお似合いだね」
爆豪「んだとコラ、てめェもヴィラン役だろうがクソナード」
緑谷「かっちゃんは役作り無しの素でヴィラン役出来るから良いよね。顔は凶悪で性格はクソ煮込みだし」
爆豪「て……てめェ……何で俺と二人だけになったらそんなに黒くなんだよ……」
緑谷「かっちゃんこそ何で僕と二人っきりになったら弱るの？ 端役が居ないと殺る気出ないの？ 爆殺卿(笑)の名が廃るよ」
爆豪「てめェ今半笑いで爆殺卿っつったろ、なぁ」
緑谷「扨、ヒーロー役の尾白君と常闇君からこのスーツケースを死守する方法を考えよう」
爆豪「無視かゴルァァアアアアッ！」BOMB！
緑谷「おっと危ない」しゅばっ
爆豪「逃げんなクソナード！」
緑谷「止めてよかっちゃん、今仲間割れしてる場合じゃないでしょ。あっ、もしかしてクソクソ言い過ぎて脳にクソが詰まっちゃったの？ 弾き出してすっきりさせてあげようか？」ぐぐぐっ
爆豪「おいやめろ俺が悪かった悪かったからその攻撃体勢やめろマジでお願いします」
緑谷「ちょっとデコピンするだけじゃないか」
爆豪「てめェのデコピン洒落になんねぇ威力だろうがァッ！」
緑谷「大丈夫だよかっちゃんなら。頭蓋骨が粉砕されて脳漿と脳が飛び散るくらいじゃあ死なないよ」
爆豪「てめェ俺に幻想抱き過ぎだろ！ 普通に死ぬわ！」
緑谷「大丈夫だよ、タフネスだし」
爆豪「てめェの中でタフネスってどういう意味なんだよ！ 不死か！？」
緑谷「はぁ……これだからクソ煮込みは……」
爆豪「な、何なんだよ……いつもより当たりが酷ぇぞ……何か怒ってんのか……なぁ……」
緑谷「……前の戦闘訓練でさ、僕のこと殺ろうとしたよね」
爆豪「……」
緑谷「……」
爆豪「い、いや……当てるつもり無かったし……当たらなければどうということはない、って言うだろ……？」
緑谷「……」
爆豪「し、死ななかったんだから良いじゃねぇか……なぁ？」
緑谷「えいっ」SMASH！
爆豪「っどぉおおおおおおおおっ！？」すざーっ
緑谷「ごっめーん暴発しちゃった☆」
爆豪「真顔でクソビームの真似す……いや、暴発じゃねぇだろ態とだろ！？ えいっ、って言っただろうがァッ！」
緑谷「かっちゃんツッコミ捌き切れてないよ」
爆豪「うっせぇクソナードが！ 殺す気か！」
緑谷「この前のお返し☆」
爆豪「〜っ……！ ほんッと良い性格してんなァッ！ 他の連中にも教えてやりてぇわ！」
緑谷「別に良いよ。こんなことするのはかっちゃんにだけだし」
爆豪「あぁ、そうかい……全ッ然嬉しくねぇわ……」
緑谷「そう？ 僕はかっちゃんと戯れ合えて嬉しいよ。かっちゃんのこと好きだし。クソ煮込みな性格は生理的に受け付けないけど」
爆豪「てめェ本当上げて落とすの上手いな……ちょっと涙出そうになったわ」
緑谷「泣いても良いよ、僕の胸で良ければ貸してあげる。一分で千円ね」
爆豪「泣かした本人が貸すのかよ……つうか金取んのかよ、しかも高いわ」
緑谷「じゃあタダにしてあげるから、尾白君と常闇君のこと殺ってきてよ」
爆豪「……ゑ？」
緑谷「ヒーロー側の勝利条件は制限時間までにスーツケースの奪取で、ヴィラン側の勝利条件は制限時間までスーツケースの死守……つまりヴィラン側が一人逝っても、もう一人がスーツケースを守り切ればこっちの勝ちなんだよ。だからかっちゃん一人で殺ってきて。でKILLでしょ、かっちゃんなら」
爆豪「何か文字変換可笑しい気がすんだけど……」
緑谷「気の所為だから。ほら、逝ってきてよ爆殺王(笑)」
爆豪「てめェもう本ッ当に嫌いだわ！」
緑谷「奇遇だね、僕もだよ」
爆豪「……」
緑谷「……」
爆豪「……ふっ」にやっ
緑谷「……ははっ」にこっ
爆豪「嘘だよ好きだわクソナード……じゃあ行ってくる。絶対逃げ切れよ」
緑谷「うん、僕も好きだよクソ煮込み。行ってらっしゃい」
爆豪「クソ煮込み言うな……デク」
緑谷「はいはいかっちゃんかっちゃん、行ってらっしゃい」
爆豪「……けっ」すたすた
――モニタールーム――
瀬呂「何か色々揉めてたけど、上手く和解したみたいだな。音声無しだから何言ってたのか判んねぇけど」
芦戸「爆破したりデコピンしたりし始めた時は、もう駄目かと思ったよー！」
青山「僕は全然心配してなかったけどね☆」
オールマイト（あー……うん……揉めては無かった……無かったけど……これ、私が聞いてたってバレたら二人にSMASH＆BOMBされるのかなー……）
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