僕の駄文アカデミア
2015/09/17 06:00

【クソナードとクソ煮込み】


爆豪「……」ぽりぽりぽりぽり

耳郎(うわぁ、授業中なのに何か食ってる……)

緑谷「かっちゃん、何ぽりぽり食べてるの? 今授業中だよ」ひそひそ

爆豪「あ? 見て判んねェのかクソナードが」ひそひそ

耳郎(マイペースか)

緑谷「ポッキーに見えるけど……かっちゃん甘いの苦手じゃなかったっけ。というか今授業中」ひそひそ

爆豪「ただ甘いだけならな。けどこれは違うんだよ」ひそひそ

耳郎(マイペースだわ)

緑谷「へー。で、今授業中なんだけど」ひそひそ

爆豪「てめェが欲しいってんなら恵んでやっても良いんだぜ、クソナード君?」ひそひそ

耳郎(緑谷の話聞けよ)

緑谷「授業中だって言ってんだろ聞けよ」ひそひそ

耳郎(だよな)

爆豪「あ? 死なすぞクソナード。要らねぇのか、強請れよ。デクの癖に生意気な」ひそひそ

耳郎(逆ギレするなよ)

緑谷「意味が判らない。授業ちゃんと受けろよ馬鹿っちゃん」ひそひそ

耳郎(馬鹿っちゃん……くっ、笑いそう)

爆豪「……」ぱくっ

緑谷「?」

爆豪「ん」

耳郎(ごめんちょっと意味判んないんだけど……何で爆豪がポッキー銜えて緑谷に向けてんの……しかも律儀にチョコの部分を緑谷に向けてるし……)

緑谷「……」

耳郎(あの緑谷が、あの緑谷がゴミを見るような目で爆豪を見てる……)ごくり

爆豪「……」

緑谷「……」

耳郎(目と目が合う瞬間に好……おっと今この歌を思い出してはいけない。今後此奴等をそういう目で見てしまう)

爆豪「……」

緑谷「……」ぱくっ

耳郎(食べた!? ちょっ、食べた!?)

緑谷「……」ぽりぽり

爆豪「……」ぽりぽり

耳郎(ば、爆豪さんんんッ!? あんたまで食べたら……ちょっ、駄目だって……)どっきんどっきん

緑谷「……」ぽりぽり

爆豪「……」ぽりぽり

耳郎(うわっ、ち、近っ……近いって……あっ、あぁ……当たる……く、唇が……ちょ……ちょっ……!)ばっくんばっくん

緑谷「……」ぱきっ

耳郎(あ)

緑谷「……」もぐもぐごくんっ

耳郎(……あれ、何でウチがっかりしてんだろ……)

緑谷「何か辛いんだけど」ひそひそ

爆豪「唐辛子入りなんだよ」ひそひそ

耳郎(もしかしてウチ……)

緑谷「意外と美味しいね」ひそひそ

爆豪「意外じゃねぇよ当然の美味さだわクソが」ひそひそ

耳郎「腐ってる……」ぼそっ

緑谷「……」じっ
爆豪「……」じっ

耳郎「 」ばっ

耳郎(ヤバいヤバい気付かれた見てたのバレたヤバいヤバいヤバい)ばっくんばっくんばっくんばっくん

緑谷「……耳郎さんも欲しいの?」ひそひそ

耳郎「え、あ、うん」ひそひそ

爆豪「んだよ仕方ねぇな恵んでやるよクソが」ひそひそ

耳郎「あ、ありがとう」ひそひそ

耳郎(何か勘違いされてる……まぁ良いか、寧ろ良かった助かった……!)ぽりぽり

先生(あの三人あとで叱ろ)



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